Dr.まあや

Dr.まあやの人物像

Dr.まあや（どくたー・まあや）、本名折居麻綾（おりいまあや）は、1975年 6月15日生まれの日本の脳神経外科医であり、ファッションデザイナーとしても活躍する異色の経歴を持つ人物です。彼女は、医療の現場で人々の命と向き合う傍ら、独自の色彩感覚とデザインでファッションの世界にも足跡を残しています。カロスエンターテイメントに所属し、その多才ぶりを発揮しています。

生い立ちと医師への道

東京都で生まれたDr.まあやは、幼少期を岩手県北上市で過ごしました。開業医であった祖父の影響もあり、幼い頃から医師になることを期待されて育ちます。その期待に応えるように、岩手医科大学へ現役合格。大学入学後は、脳外科医を目指すことを決意します。国家試験合格後、東京の国立病院への就職を希望しますが、当時、脳外科は女性医師が少ない男性社会であったため、門前払いを経験。しかし、慶應義塾大学病院の河瀬斌教授からの推薦状を得て、同病院の医局に就職することができました。地方病院への出向や研修医を経て、脳外科の専門医としての資格を取得し、医師としてのキャリアを着実に積み重ねていきました。

ファッションデザイナーへの転身

34歳になった時、Dr.まあやは新たな目標としてファッションデザイナーを目指すことを決意します。慶應義塾大学病院医局は彼女の決断を快く送り出しました。留学資金を確保するために当直医のアルバイトをしながら、外国語専門学校にも通い、1年後にはロンドンの名門校セントラル・セント・マーチンズに入学。基礎クラスで1年間学んだ後、2012年に帰国しました。

多岐にわたる活動

帰国後は、慶應義塾大学病院の関連病院などで脳外科医として勤務する傍ら、スタイリストの大園蓮珠氏のアシスタントとしても活動。2013年には「Drまあやデザイン研究所」を設立し、本格的にファッションデザインの活動を始めました。2014年9月には初の個展「カラフルデブの挑戦」を開催。2015年7月には、テレビ東京の番組「家、ついて行ってイイですか?」に出演し、その独特なファッションセンスと、現役の脳外科医であるというギャップが話題を呼びました。この反響から、フジテレビの「アウト×デラックス」にもゲスト出演しています。2015年12月には、東京都原宿で個展「カラフルデブの修練」を開催しています。

現在も、脳神経外科医として北海道釧路市の釧路孝仁会記念病院での休日当直医、東京都小平市のあかしあ脳神経外科の院長を務める傍ら、ファッションデザイナーとしての活動も精力的に続けています。2024年5月には、横浜フロントタワー内のヨコハマフロントクリニックモールにある横浜フロント脳神経外科・泌尿器科の院長に就任しました。

メディア出演と著作

Dr.まあやは、数多くのテレビ番組に出演しており、その独特なキャラクターと多才な才能が多くの視聴者に支持されています。「家、ついて行ってイイですか?」や「アウト×デラックス」を始め、「ぷらちなライフ」、「ミセスマートTV NEO」、「深イイ話」、「NEWSな2人」、「5時に夢中!」、「バイキング」、「お願い!ランキング」など、バラエティ番組を中心に幅広く活躍しています。

また、2016年7月には、初の著書「カラフルデブを生きる-ネガティブ思考を強みに変える女医の法則40」をセブン&アイ出版から出版しています。この著書では、彼女の生き方や考え方が綴られており、多くの読者に勇気を与えています。

まとめ

Dr.まあやは、脳神経外科医として人々の命を救う一方で、ファッションデザイナーとして独自の美学を追求する、非常にユニークな人物です。医師としての確かな知識と経験、そしてファッションデザイナーとしての創造性、この二つの才能を兼ね備えた彼女の今後の活躍に、ますます期待が高まります。