Droid (書体)

Droidフォントファミリー

Droidフォントファミリーは、Ascender Corporationによって開発された、Androidプラットフォームでの利用を想定したTrueTypeフォントです。Apache Licenseの下でライセンスされており、オープンソースとして利用できます。

構成

Droidフォントファミリーは、以下の3つのフォントで構成されています。

Droid Sans: サンセリフ体。Androidのデフォルトフォントとして広く利用されています。
Droid Serif: セリフ体。Droid Sansよりもフォーマルな印象を与えます。
Droid Sans Mono: 等幅フォント。プログラミングや技術文書に適しています。

特徴

小さい画面での視認性: 携帯機器の小さい画面での使用を想定して設計されており、高い視認性を誇ります。
省メモリ: 携帯機器で利用可能な限られたメモリフットプリントに対応するため、軽量化されています。
多言語サポート: CJK（中国語、日本語、韓国語）などのマルチバイト文字セットをサポートするバリアントも存在します。
多様なスタイル: Droid Serifはレギュラー、ボールド、イタリック、ボールドイタリックの4つのスタイル、Droid Sansはレギュラーとボールドの2つのスタイルが利用可能です。Droid Sans Mono、Droid Sans Fallback、Droid Sans Japaneseはレギュラーのみです。

歴史

Droidフォントファミリーは、Ascender Corporationのスティーヴ・マットソンによってデザインされました。名称は、Androidプラットフォームに由来しています。

2009年2月5日には、フォントデータの拡張、Oldstyle Figuresの追加、Droid SansのCondensed版を含む「Pro」版がリリースされました。

用途

Droidフォントファミリーは、AndroidデバイスのUI、電子書籍、Webサイトなど、様々な用途で利用されています。特に、小さい画面での視認性が求められる場合に適しています。

関連項目

日本語フォントの比較
Noto

外部リンク

DroidFonts.com
Droid Font Families at AscenderFonts.com
Androidプロジェクトのリポジトリ

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