Droog

Droog：日本のロックシーンを彩った別府発のロックバンド

2007年、大分県別府市で結成された4人組ロックバンド、Droog（ドルーグ）。メンバーは、ボーカル・作詞・作曲を担当するカタヤマヒロキ、ギター・作曲の荒金祐太朗、ベースの多田拓斗、そしてドラムの右田智弘。全員が別府市出身という地の繋がりを持つ彼らは、小学校6年生の頃にバンド活動をスタートさせました。

バンド名は、スタンリー・キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』から引用。2008年には、現在のメンバー4人での初ライブを開催。当初はTHE MAD CAPSULE MARKETS|THE_MAD_CAPSULE_MARKETSなどの楽曲をカバーしながら、大分県内のライブハウスで精力的に活動しました。

地元での活動は順風満帆で、大分のバンドコンテスト「ロックンロール・ハイスクール Vol.1」で優勝。その後、2010年2月には1stミニアルバム『Droog』をリリース。地元タワーレコード大分店では、なんと倖田來未や木村カエラのベストアルバムを抑え、週間総合チャート1位を獲得するという快挙を成し遂げました。この成功は、彼らの実力と地元からの熱い支持を証明するものでした。

2010年10月には2ndミニアルバム『Violence』、2011年8月には3rdミニアルバム『LOVE SONGS』でメジャーデビューを果たします。その後も精力的な活動を続け、2012年5月には1stフルアルバム『End of teenage』、2013年5月には2ndフルアルバム『ぶっとびぱなし』をリリース。さらに、2014年には1stシングル「In A Ghost World」を発表するなど、着実にキャリアを積み重ねていきました。

2016年には3rdフルアルバム『命題』をリリースし、同年12月には4thミニアルバム『Monochrome』で再メジャーデビューを果たします。音楽評論家である大貫憲章氏からも「日本のロックの未来を担う」と高く評価されるなど、その音楽性は高く評価されました。

しかし、2018年5月、惜しまれながら無期限の活動休止を発表。短いながらも記憶に残る活動期間の中で、Droogは独自の音楽性と圧倒的なライブパフォーマンスで、多くのファンを魅了しました。

メンバー紹介

カタヤマヒロキ: ボーカル、作詞、作曲を担当。FMヨコハマでラジオパーソナリティ（Oldies But Goodies）も務める多才な人物。スヌーピー好きという一面も。
荒金祐太朗: ギターと作曲を担当。
多田拓斗: ベースを担当。
右田智弘: ドラムを担当。

ディスコグラフィー

Droogは、ミニアルバム、フルアルバム、シングルなど、数々の作品を発表しました。それぞれの作品には、彼らが培ってきた音楽性と、彼らならではの感性が込められています。具体的なタイトルなどは、公式ウェブサイトなどで確認できます。

ライブ活動

Droogは、ワンマンライブや主催イベント、そして様々な共演イベントなどを通して、精力的にライブ活動を展開しました。特に「地獄めぐり」と題されたツアーでは、数多くのバンドとの共演を果たし、更なる音楽的成長を遂げていきました。共演したバンドの中には、忘れらんねえよ、THE NAMPA BOYS、黒猫チェルシー、SUPER BEAVER|SUPER_BEAVERなど、人気バンドも多く含まれています。これらの活動を通じて、日本のロックシーンに大きな影響を与えたことは間違いありません。

まとめ

Droogは、地元大分から発信された、日本のロックシーンにおいて重要な存在でした。短い活動期間ではありましたが、その存在感は大きく、彼らが築き上げた功績は、日本の音楽史に刻まれています。彼らの音楽は、これからも多くのファンに愛され続けるでしょう。活動休止後も、それぞれのメンバーが新たな道を歩み、音楽シーンを盛り上げていくことを期待しています。

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