『E album』は、
KinKi Kidsの5枚目のオリジナル
アルバムで、
2001年7月25日にリリースされました。この作品は、ジャニーズ・エンタテインメントから発売され、前作『
D album』から約7ヶ月後という短い期間でのリリースとなり、ベスト
アルバムを除けば最も早く新作が公開されたことでも注目されています。特に特筆すべきは、今作のジャケットにメンバーの姿が一切見えないという点です。
アルバムには2枚の
シングル『
ボクの背中には羽根がある』と『情熱』が収録されています。特に『情熱』には
シングルバージョンに加え、アコースティックバージョンも含まれ、ファンにとって多様な楽しみ方ができる内容となっています。
この
アルバムのプロモーションも工夫が凝らされていて、15秒から1分近くのさまざまなバージョンのテレビCMが制作されました。これらのCMはインタビューの
パロディーとして演出されており、ユーモアたっぷりの内容でファンの心を掴みました。今作以降もこのスタイルは後の『G album -24/7-』などでも引き継がれています。
初回限定盤は特別仕様のパッケージが採用されていて、さらに抽選で選ばれたファンを対象にしたフィルムコンサート「ふるさとEふれあいalbumキャンペーン」が開催され、目玉のイベントとしての価値が高まりました。一方、通常盤には
8月5日に発売された写真集に封入された応募券と関連付けたプレゼント企画もあり、ファンとの交流が深まる工夫がなされています。
アルバム内には『LOVESICK』『百年ノ恋』『- so young blues -』といった楽曲のミュージックビデオも制作され、映像作品『
-ISM』にも収められています。楽曲それぞれの魅力に加え、映像も彩りを添えています。
収録曲の特徴
1.
LOVESICK -
アルバムのリードトラックで、唯一PVも存在します。後の
2007年のベスト
アルバム『39』にも収録。
2.
ボクの背中には羽根がある (E Edit) -
シングルの
アルバムバージョンで、ドラムのクレジットが追加されています。
3.
No Control - 牧穂エミが作詞を手掛けた楽曲。
4.
百年ノ恋 -
堂本剛が作詞・作曲を担当し、PVも制作されています。
5.
Father - 元プリンセス・プリンセスの奥居香が作曲をしたバラード。
6.
情熱 -
アルバムの
シングル曲で、アコースティックバージョンも収録されています。
7.
- so young blues - -
堂本光一の楽曲で、独特の振り付けも存在。
8.
月光 -
シングル候補にもなった楽曲で、ファン投票で人気を博しました。
このように、『E album』は
KinKi Kidsにとって新しい試みと共に多彩な音楽体験を提供する
アルバムとして、様々な層のファンに愛されています。各曲の魅力を引き立てる映像やプロモーションが施され、今もなお多くの人に支持されています。