Eタウン

RCCプロジェクト Eタウンスポーツ

『RCCプロジェクト Eタウンスポーツ』は、中国放送（RCCテレビ）が月に一度、土曜日の16:30から17:30に放送される情報番組です。2000年10月に『RCCプロジェクト Eタウン』として始まり、広島の経済や流行をテーマにした地域密着型の社会派プログラムです。番組の元々のスタイルは、メインパーソナリティであるコラムニストの神足裕司が進行し、広島の様々な企業や団体を直接取材してその現場を紹介するものでした。

放送開始から2011年までは、神足裕司を中心とした進行が行われ、その後はRCCアナウンサーがメインキャスターを務めるスタイルに移行しました。また、地域の経済情報やトレンドを追求し、密着取材を通じて現場にいる人々へのインタビューや企業の背景について掘り下げるドキュメンタリー形式が特徴です。

2015年4月には番組名が『E TOWN・SPORTS』に変更され、広島東洋カープやサンフレッチェ広島といった地元のスポーツ情報もカバーするようになりました。放送時間も少し繰り上がり、16:54から17:24の枠に変わり、さらに月に一度の放送形式になりました。

2020年には放送枠が拡大され、特にスポーツ情報に特化した内容が強調されましたが、翌月から不定期に月1回の放送に変更されることとなりました。これに伴い、放送の編成も柔軟に対応し、第4土曜から第3土曜に変更することも行われました。

番組の内容は一部、RCCの公式サイトや配信サービス「RCC PLAY!」でも視聴可能です。これにより、より多くの視聴者に特定のトピックやインタビューを提供することができました。

2022年11月26日の放送をもって、22年以上の歴史を持つこの番組は終了しました。その後は不定期で様々な特別番組や単発の放送を行っています。特に、TBS系列やテレビ東京系列の団体が制作する番組が放送されることが多く、過去の番組がさらに広く視聴者に届く機会を提供しています。

主な出演者

メインキャスターには坂上俊次が2015年4月から、渕上沙紀が2019年4月からそれぞれ担当しており、広島のローカルな情報を提供し続けています。過去には神足裕司が重要な役割を担っていましたが、2011年に健康問題により長期離脱し、その後名誉顧問として番組を見守ることになりました。

放送の変遷と特筆すべきエピソード

番組は長らくRCCのスタジオから生放送されていましたが、2010年以降はロケーション取材の形式が取り入れられ、より臨場感のある内容に進化しました。特に、神足裕司が関与していた当初は、彼の視点を交えた深い分析が特徴でした。

2011年の新潟県中越地震発生時には、放送が一時中断されるなど、放送中に起こる現実の出来事とも密接に関わった一面も見せています。また、神足の長期離脱により、番組は新たなメインキャスターの下で運営され、皆が期待する新しい形の番組に移行しました。

存続を続けてきた『Eタウンスポーツ』は、広島に根ざした地域情報の提供を大切にし続け、多くの視聴者に向けて親しみやすいメッセージを届けていました。これからも地域密着型の番組が、次の世代へと引き継がれていくことが期待されています。

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