中国放送

株式会社中国放送（RCC）について

株式会社中国放送（ちゅうごくほうそう、RCC Broadcasting Co.,Ltd.、略称RCC）は、広島市中区に本社を置く地上基幹放送事業者です。広島県全体を放送対象地域とし、ラジオとテレビの両方を運営しています。

ラジオ

RCCのAMラジオは、JRNとNRNのクロスネット局となっており、コールサインはJOER（広島1350kHz）とJOEO（福山1530kHz）です。特に、NRNにおいてはネットワークラインへの送り出しが可能で、実質的な基幹局とされています。1978年の周波数変更時においてもRCCの周波数は変わらず維持されています。また、緊急事態に備えて夜間はスタッフが局に待機し、備えをしています。

テレビ

テレビ部門は、TBS系列のフルネット局として、コールサインはJOER-DTV（広島18ch）です。リモコンキーIDはNHK広島の隣にあたる「3」で、Gガイドによる番組データ配信も行っています。クリエイティブな進化を遂げており、2022年には70周年を迎え、変更されたロゴが導入されたりしました。

コミュニティへの貢献

地域密着型の老舗企業として、RCCは広島の文化や経済、スポーツに深入りした番組を多く提供しています。例えば、プロ野球中継では地元チームである広島東洋カープの試合を全試合中継し、また多くのローカル情報番組を制作しています。特に、RCCラジオにおける人気番組『なんでもジョッキー』や『RCCニュース』は多くのリスナーに愛されています。

番組編成

RCCでは、地元の資料を元にした特番も制作されており、毎年放送される全国ネットの特別番組は多くの視聴者に親しまれています。特に2月には全国放送の特別企画を実施し、JNN28局向けに配信されています。

当局の特徴として、地元の人気タレントやアーティストを起用した特番を多く制作している点が挙げられます。すなわち、広島東洋カープのファンや地元の文化に関心のある人々に対して、満足度の高いコンテンツを提供し続けています。

資本構成と沿革

主要株主には、中国新聞社やTBSホールディングスが名を連ね、これまで多くの歴史的な変革を経てきました。1952年に設立され、1959年にテレビ放送を開始、それ以降も着実に成長してきました。特に、1988年には中国新聞社との株式交換により中国新聞色が強まるなど、地域に密着した放送局として確固たる地位を築いています。

まとめ

株式会社中国放送は、広島県内のコミュニティ放送としての役割を果たすだけでなく、全国へ向けても多様なコンテンツを提供し続けています。地域の文化や経済の発展に寄与しつつ、常にリスナー・視聴者のニーズに応えるべく、日々新たな挑戦を繰り広げています。RCCは、広島の家族のような存在であり、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

もう一度検索