EICMA

EICMA（エイクマ）について

EICMA（Esposizione Internazionale Ciclo Motociclo e Accessori）は、イタリア・ミラノで開催される二輪車の国際見本市です。1994年から毎年開催されており、特にオートバイや自転車、電動自転車などの最新モデルが一堂に会することで知られています。

この見本市は、1914年に初めて開催され、以来長い歴史を誇ります。毎年11月の第2週にフィエラ・ディ・ミラノで行われ、約1500社以上の出展者が参加しています。2024年にはEICMAが110周年を迎え、さらなる盛り上がりが期待されています。

EICMAは「ミラノ・モーターサイクル・ショー」や「ミラノショー」とも呼ばれ、展示面積は30万平方メートルに達し、東京モーターショーの3倍にも及びます。この展示会には、例年50万人以上の来場者が訪れ、最新の二輪車やアクセサリーが紹介される貴重な機会となっています。

出展内容と来場者

EICMAでは、オートバイやスクーター、モペッド、電動自転車などの様々な二輪車が展示されます。さらに、スペアパーツやコンポーネント、ヘルメット、衣類、アクセサリーなど多岐にわたる商品が並びます。また、専門家やメディアも参加し、保険商品を含む新たなビジネスチャンスについても触れることができます。一般の来場者も入場でき、事前登録が必要ですが、人数制限は設けられていません。入場時には手荷物検査が実施され、安全面にも配慮されています。

試乗大会

2025年4月には、EICMAに併せた第2回試乗大会が開催される予定です。この大会では新車のプレビューも行われ、モータースポーツ界のスターとの交流の機会が提供されます。試乗大会では、地域のテクニカルパートナーからヘルメットや手袋、ブーツなどの試乗に必要な装備が無料で提供されます。

会場はサーキット、オフロード、ツーリング専用区など数つのエリアに分かれており、様々なバイクを実際に試乗することができます。特に、125ccクラスの車両は16歳以上の来場者が試乗できる特設コーナーも設けられています。試乗を希望する場合は、事前申し込みが必要で、参加申し込みが2000件を超えました。

展望

EICMAはその歴史とスケールを持つ展示会として、世界中の二輪車メーカーにとって欠かせないイベントとなっています。2019年の第77回目では、約80万人が来場し、1887件の企業や組織が参加しました。このようにEICMAは二輪車業界の重要なトレンドや技術革新の発信地として位置づけられています。2024年の110周年を祝うにあたり、さらなる進化が期待されており、今後の展開に注目が集まります。

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