EJアニメシアター
新宿は、
東京都新宿区
新宿三丁目に位置していた、
アニメーション作品に特化した
映画館と
カフェが一体となった複合施設でした。その名称「EJ」には、「Entertainment Japan」という言葉が込められており、「日本の
エンターテインメントを世界に向けて発信する拠点」としての役割と、「海外から来た人々が日本の
エンターテインメントを心ゆくまで楽しめる場所」でありたいという願いが込められていました。惜しまれつつも、2023年
8月24日にその歴史に幕を閉じました。
概要
施設は、
新宿三丁目の
伊勢丹新宿店本館の向かい、明治通り沿いの
新宿文化ビルの4階と5階にありました。4階には300席を有する
アニメーション専門の
映画館、そして5階には上映作品に関連する展示やグッズ販売、イベントスペースとしても利用できる
カフェが設けられていました。
この場所は、
2006年に
新宿ガーデンシネマとして開館し、その後
2008年に角川シネマ
新宿へと名称を変更。そして
2018年には、
アニメーション専門のEJアニメシアター
新宿として新たなスタートを切りました。
しかし、2023年7月20日、運営会社である
KADOKAWAは、将来的な収益の確保が困難であるとの判断から、同年
8月24日をもって閉館することを発表しました。最終上映作品は、『
バイオハザード デスアイランド』でした。
閉館後、この場所には
映画事業を幅広く手掛ける
木下グループ系列の株式会社kino cinémaが運営する
映画館「kino cinéma
新宿」が、同年11月16日にオープンしました。
料金
閉館時点での基本的な料金設定は以下の通りでした(2023年8月)。
一般: 1,900円
大学生: 1,500円
高校生: 1,000円
中学生: 1,000円
小学生: 1,000円
幼児(3歳以上): 1,000円
割引サービスも充実しており、水曜サービスデー(毎週水曜日)には1,200円、
映画サービスデー(12月を除く毎月1日)には1,200円、
映画の日(12月1日)には1,000円で鑑賞できました。また、高齢者向けの割引も用意されていました。TCGメンバーズカード会員であれば、水曜サービスデーを除く曜日でも割引価格で鑑賞することが可能でした(火曜日および木曜日は1,200円、その他の曜日は1,400円)。
関連項目
シネマート[[新宿]] - EJアニメシアター新宿と同じ新宿文化ビル内に位置する映画館。
外部リンク
公式サイト(Internet Archive)
*
EJアニメシアター新宿(旧 角川シネマ
新宿)閉館のお知らせ (
KADOKAWAグループポータルサイト内。PDF)