ELUGA(エルーガ)について
ELUGAは、
パナソニック モバイルコミュニケーションズが提供するAndroid搭載の
スマートフォン及びタブレット端末のブランド名です。この名称は「Elegant design(優雅なデザイン)」、「User oriented(ユーザー志向)」、「Gateway for networking service(ネットワーキングサービスへのゲートウェイ)」の頭文字を組み合わせた造語であり、ブランドの理念を表しています。
ブランドの展開と歴史
パナソニックは、長年にわたり個別のブランド名を用いずに数々のAndroid
スマートフォンを販売してきましたが、
2012年2月21日に
ドイツでELUGAシリーズの第一弾として端末を発表し、ブランドを統一することに決定しました。この新たな試みは、
パナソニックにとって7年ぶりの欧州市場への進出を意味しました。しかし、会社の業績悪化が影響し、
2012年10月には僅か8ヶ月で欧州市場から撤退を発表しました。
日本国内でも、ELUGAブランドは
スマートフォンからの撤退を余儀なくされ、今後は業務用向けへシフトするとされました。このような厳しい状況にもかかわらず、2014年にはインド市場向けにELUGAの名を冠した
スマートフォンを発表し、ブランドは再び息を吹き返しました。現在でも新しいモデルが継続的に市場に投入されています。
ELUGAシリーズの機種について
日本国内向けのELUGAモデルは、主に
NTTドコモ向けとして展開されています。
ソフトバンクモバイル向けには102Pというモデルが存在しますが、他のELUGAシリーズとは異なる特徴が見られます。また、ELUGAシリーズに分類されない
スマートフォンやタブレットも存在し、それらも便宜上このセクションで触れることとします。
なお、Android
スマートフォンのバージョンについては「A.x.x」という形で提示されることが多く、各モデルによってそのバージョンが異なる場合があります。例えば、ELUGA dL1の日本向けモデルは、ELUGAブランド名を冠していない特異なケースです。
関連項目
ELUGAブランドに関連する情報として、
パナソニック モバイルコミュニケーションズ自体や、他のブランドとリブランド製品の事例としてディズニー・モバイルP-05Dや、ELUGA U2を基にしたVAIO Phoneなどが挙げられます。
まとめ
ELUGAは、その独自のコンセプトとデザイン哲学を持つブランドで、一時の撤退から回復し、多様なモデルを提供し続けています。特にインド市場では、ELUGAの名を再び市場に広めるために大胆な取り組みが行われており、今後の展開にも注目が集まります。ELUGAブランドは、洗練されたデザインとユーザー中心のアプローチを継続し、
スマートフォン業界においてその地位を確立しつつあります。