D-SHADEの代表曲「ENDLESS LOVE」:その魅力と歴史
日本の
ヴィジュアル系ロックシーンにおいて、
D-SHADEというバンド名を耳にしたことがある方も少なくないでしょう。数々のヒット曲を世に送り出した彼らの中で、特に大きな成功を収めた楽曲の一つに「ENDLESS LOVE」があります。この曲は、
D-SHADEのメジャー3枚目の
シングルとしてリリースされ、同バンド最大のヒット作品として広く知られています。
「ENDLESS LOVE」の魅力は、そのキャッチーなメロディーと、心に響く歌詞にあります。HIBIKIによる
作詞、KENによる
作曲、そして
D-SHADE全体による編曲という、バンドメンバーの才能が凝縮されたこの楽曲は、多くのリスナーの心を掴みました。
実はこの曲は、1997年にリリースされたインディーズアルバム『DAYS』に収録されていた楽曲のリメイクです。メジャーデビュー後、改めて世に送り出された「ENDLESS LOVE」は、テレビ朝日系ドラマ『
スウィートデビル』の挿入歌、そしてANB系ドラマ『少年少女B』と『
金髪先生』のエンディングテーマとして起用されました。これらのドラマとのタイアップは、楽曲の知名度を飛躍的に向上させる大きな要因となり、
D-SHADEの知名度を全国区へと押し上げました。
さらに注目すべきは、2021年にドラマーのYUJIが自身のYouTubeチャンネルで「ENDLESS LOVE」のセルフカバーを配信したことです。このセルフカバーは、高画質のマルチアングル撮影で制作され、多くのファンを熱狂させました。オリジナル音源とは異なる、YUJIの新たな解釈が加えられたこのカバーは、オリジナル楽曲の魅力を再認識させるだけでなく、新たな視点から楽曲を楽しむ機会を提供するものでした。
「ENDLESS LOVE」は、単なる楽曲としてだけでなく、
D-SHADEの歴史、そして日本の
ヴィジュアル系ロックシーンの歴史を語る上で欠かせない存在となっています。
楽曲情報
タイトル:ENDLESS LOVE
アーティスト:
D-SHADE
リリース日: (メジャー
シングル版)
作詞:HIBIKI
作曲:KEN
編曲:
D-SHADE
収録時間:3:23
収録アルバム
インディーズアルバム『DAYS』(1997年8月21日):原曲収録
オリジナルアルバム『True』(
1998年12月23日):
シングル版とは異なるイントロが特徴。HIBIKIの歌い出し前にブレス音が追加されている。
オムニバスアルバム『20世紀BEST ユニバーサルミュージック篇 Jポップ&ロック・ヒストリーVol.1』(1999年11月3日)
ベストアルバム『ZERO 〜 Single Collection 〜』(2000年5月31日)
トリビュートアルバム『
CRUSH! -90's V-Rock best hit cover songs-』(2011年1月26日):LOST ASHによるカバー収録
関連作品
テレビ朝日系ドラマ『
スウィートデビル』(挿入歌)
ANB系ドラマ『少年少女B』(エンディングテーマ)
ANB系ドラマ『
金髪先生』(エンディングテーマ)
YouTubeセルフカバー
2021年、ドラマーYUJIによるYouTubeでのセルフカバー配信。高画質、マルチアングル撮影で、90年代の
ヴィジュアル系シーンを彷彿とさせる演出となっている。
「ENDLESS LOVE」は、単なる一曲にとどまらず、
D-SHADEの音楽性、そして日本の
ヴィジュアル系ロックの歴史を語る上で重要な位置を占める楽曲と言えるでしょう。その魅力は、これからも多くのリスナーを魅了し続けることでしょう。