ER205

ER205は、エリクソン（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）が開発し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話(mova)端末です。

概要

エリクソンが日本で初めて販売した携帯電話端末であり、試験的な導入のため、当時のNTTドコモ中央管内の一部店舗でのみ販売されました。この希少性から、一部のマニアの間では高値で取引されることもありました。

この端末は、エリクソンが海外で販売していた『T18』をベースに開発されました。『T18』はGSM方式の携帯電話端末であり、ER205にもその特徴が残されています。特に、当時の日本向け携帯電話では不要であったSIMカードスロットが搭載されている点が特徴的です。

歴史

ER205は1998年9月にNTTドコモから発売されました。

特徴

エリクソン初の日本向け端末: エリクソンが日本の携帯電話市場に参入するにあたって、最初に投入した端末の一つです。
試験的な販売: 導入店舗が限られていたため、入手が困難な端末でした。
GSM端末ベース: 海外で販売されていたGSM端末をベースに開発されたため、SIMカードスロットが搭載されています。
希少性: 流通量が少なかったため、現在ではコレクターアイテムとして扱われています。

参考文献

『日本ケータイ大図鑑 1979→2005』（ケータイBEST Vol.25 特別付録小冊子、ソフトバンク パブリッシング）

外部リンク

ケータイ端末 温故知新 希少な「エリクソン」ブランド（1998～2000年） - モバイルアスキー

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