アルバム『ETERNAL RECURRENCE』について
『ETERNAL RECURRENCE』は、日本のロックバンド
BRAHMANが
2009年6月10日にリリースした通算7枚目の
アルバムです。本作は
トイズファクトリーから発売され、バンドの音楽的探求や成長を反映した作品となっています。
アルバムのタイトルは「
永劫回帰」を意味し、バンドの音楽が持つ普遍的なテーマを表現しています。
本作は、かつてバンドがインディーズ時代に発表した楽曲「Grope Our Way」「WAIT AND WAIT」「
A MAN OF THE WORLD」の三作を再レコーディングして収録したものです。この選曲は、
BRAHMANの音楽的ルーツやアイデンティティを再確認する機会でもあり、リスナーにとっても懐かしさや新たな発見を提供します。
特に印象的なのは、
アルバム収録曲のほとんどでは大幅なアレンジが施されていないにも関わらず、歌詞の一部が改訂されている点です。このような洗練されたアプローチにより、古き良き曲が新たな生命を吹き込まれています。
初回盤の特典
初回限定版には、メンバー自身が監修した約180ページにもおよぶバンドスコア集、さらにボーナストラック、フォトライブラリー、KAZZROCKがデザインしたオリジナルステッカーが付属します。これらの特典は、ファンにとって貴重な収集アイテムとなっており、
アルバムへの愛着を深める要素として機能しています。
特別な楽曲
本
アルバムに収録されている「NO LIGHT THEORY」では、コーラスに
川村カオリが参加しています。彼女はこの
アルバム発売のわずか数週間前に逝去しているため、彼女が最後に参加した音源となりました。彼女の豊かな音色が曲に命を吹き込んでいることもあり、リスナーには心に残る特別な意味を持つ楽曲となっています。
収録曲
収録されている楽曲は以下の通りです:
- - THAT'S ALL (1:14)
- - THERE'S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE (2:52)
- - ANSWER FOR... (4:04)
- - NEW SENTIMENT (1:49)
- - TONGFARR (5:52)
- - GOIN' DOWN (2:37)
- - CHERRIES WERE MADE FOR EATING (2:15)
- - NO LIGHT THEORY (2:45)
- - HIGH COMPASSION (3:28)
- - SEE OFF (2:18)
- - 時の鐘 (1:32)
- - ARTMAN (2:34)
- - BEYOND THE MOUNTAIN (2:11)
- - RESULT OF NEXT (1:48)
- - THE SAME (3:20)
- - GREAT HELP (3:34)
- - ROOTS OF TREE (3:19)
- - FLYING SAUCER (4:03)
このように、
BRAHMANの『ETERNAL RECURRENCE』は、バンドの姿勢や音楽の深さを再認識させてくれる作品です。リスナーはこの
アルバムを通じて、彼らの音楽に込められた想いを感じ取ることができるでしょう。