EVANGELION ETERNALLY

『EVANGELION ETERNALLY』

高橋洋子の30枚目のシングル『EVANGELION ETERNALLY』は、2023年5月10日にSONIC BLADEからリリースされました。この作品は、KING AMUSEMENT CREATIVE内に新たに設立されたSONIC BLADEレーベルから初めてのシングルとなり、前作『残酷な天使のテーゼ MATSURI SPIRIT』から3年10ヶ月ぶりのリリースです。本作は、2019年5月22日に発売されたミニアルバム『EVANGELION EXTREME』に含まれる曲を多く収録しつつ、シングルとしての位置付けがなされています。

特典と収録内容

リリースに際して、先着特典としてジャケットイラストを使用したステッカーが配布され、多くのファンに喜ばれました。シングルの内容には高橋洋子がこれまでに配信限定シングルとして発表した楽曲3曲も含まれています。具体的には以下のような収録曲があり、各曲は特有のテーマとスタイルを持っています。

1. 罪と罰 祈らざる者よ [4:13]
作詞：高橋洋子、作曲・編曲：大森俊之
2. Teardrops of hope [4:04]
作詞・作曲：高橋洋子、編曲：大森俊之
3. Final Call [4:50]
作詞：高橋洋子、作曲：和田昌哉、編曲：和田昌哉・MANABOON
4. what if? [5:45]
作詞：Mike Wyzgowski、作曲：鷺巣詩郎、編曲：CHOKKAKU・鷺巣詩郎
5. 罪と罰 祈らざる者よ (Off Vocal Ver.) [4:11]
6. Teardrops of hope (Off Vocal Ver.) [4:04]
7. Final Call (Off Vocal Ver.) [4:47]
8. what if? (Off Vocal Ver.) [5:43]

各楽曲の解説

罪と罰 祈らざる者よ

この曲は、バンダイナムコによる『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース × バンダイナムコ』のプロモーションソングとして制作されました。エヴァンゲリオンシリーズとしての正式なタイアップではありませんが、それに関連する楽曲として広く受け入れられています。高橋と大森が共同で制作を行い、歌詞は母性や祈りをテーマとしています。また、Nintendo Switch用ゲーム『太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル』においても有料追加コンテンツとして提供されました。

Teardrops of hope

この楽曲は2022年12月19日に配信されたシングルで、フィールズからの『Pゴジラ対エヴァンゲリオン 〜G細胞覚醒〜』のイメージソングとして作られました。高橋が7年ぶりに作曲した作品で、希望を持つ少女の姿をイメージして制作されました。元々は「The Girl」というタイトルでしたが、タイトル変更のリクエストを受けて変更されました。ジャケットには、宙に浮かぶ綾波レイが描かれています。

Final Call

2021年12月20日にリリースされたこの曲は、フィールズの『P新世紀エヴァンゲリオン 〜未来への咆哮〜』のイメージソングです。制作時、高橋は『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の内容を知らされていなかったものの、シリーズの完結を意識した楽曲とすることを決め、「Final Call」というタイトルが付けられました。

what if?

2021年8月31日に配信されたこの楽曲は、『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の配信を記念してリリースされました。オリジナルの合唱バージョンに高橋自身のボーカルが加わっており、さらに特別なイントロを加えたバージョンも存在します。高橋はボイスコメントも配信しており、ファンとの親近感を深めています。

まとめ

『EVANGELION ETERNALLY』は、エヴァンゲリオンのファンにとってぜひ聞いておきたい素晴らしいシングルであり、高橋洋子の新たな音楽の一歩を感じさせる作品となっています。その充実した収録内容と多様な楽曲が、今後のエヴァンゲリオンシリーズの活動にどのように寄与するのか、非常に楽しみです。

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