EVANGELION EXTREME

『EVANGELION EXTREME』の魅力

高橋洋子のミニアルバム『EVANGELION EXTREME』は、2019年5月22日にリリースされました。このアルバムは、テレビアニメ『エヴァンゲリオン』とのコラボレーションを経て、ファン待望の作品として登場しました。前作『YOKO SINGS FOREVER』から2年2か月ぶりのリリースとなり、ミニアルバムとしては『恋に寒さを忘れ』以来なんと3年6か月も間が空いていました。実に21年6か月ぶりにエヴァンゲリオンとのタイアップを巻き起こしたこの作品は、シリーズの魅力を新たに引き出しています。

アルバムの構成

『EVANGELION EXTREME』は、エヴァンゲリオンシリーズにおけるパチンコやパチスロに搭載された高橋洋子の楽曲を中心に収録されています。アルバムの中には、初めて収録された「慟哭へのモノローグ」と「暫し空に祈りて」が含まれており、ファンにとって新しい聴きどころとなっています。また、「残酷な天使のテーゼ 2009VERSION」も収録されており、過去の名曲を再編した形で新たに聴くことができます。

特典として、発売と同時に提供されたステッカーもファンの間で好評を博しました。さらに、2018年リリースのシングル「残酷な天使のテーゼ/魂のルフラン」と同様に、日本語はもちろんのこと、ローマ字や英語の歌詞も掲載されているため、多国籍なファンにもアプローチしています。

アルバムタイトルの意味

タイトルに選ばれた『EVANGELION EXTREME』の「EXTREME」という言葉は、過激さを意味し、エヴァンゲリオンの鋭く尖った独自性を象徴しています。この言葉が示す通り、アルバム内には高橋洋子のこれまでには見られない新たな音楽要素が取り入れられています。ジャケットイラストは亀田祥倫が手掛けたもので、シリーズのファンにとっても見逃せないビジュアルが展開されています。

新曲「赤き月」

このアルバムで特に注目を集める楽曲が「赤き月」です。この曲は高橋洋子自身が作詞を手掛け、新たなアートフォームを追求した作品です。テーマは「母性」であり、エヴァンゲリオンシリーズの概念と深く結びついています。音楽面では、EDMやヒューマンビートボックスといった新しい要素が盛り込まれ、高橋洋子の音楽スタイルに革新をもたらしました。

また、後半には合唱部分が設けられており、高橋のマネージャーや専属ダンサー、メイク担当者といった身近なフレンドたちが参加することで、より親密さをもった楽曲に仕上がっています。「赤き月」は2019年12月リリースの『P新世紀エヴァンゲリオン 〜シト、新生〜』にも搭載され、多くのリスナーに新しい感動を与えています。

参加ミュージシャンとスタッフ

アルバムには多くのミュージシャンが参加しており、その凝った作りには制作チームの努力が見て取れます。高橋洋子と大森俊之が再びタッグを組んだことで、音楽的に強固な作品として仕上がりました。音楽仲間とのコラボレーションが、聴く人々に新たな感動をもたらしています。

以上のように、『EVANGELION EXTREME』は高橋洋子の新たな音楽の地平を切り開く作品となり、エヴァンゲリオンファンにとっては必聴のアルバムです。

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