EVIL

EVIL (イービル) のプロレスキャリア

概要

EVIL（イービル、本名：渡辺 高章）は、1987年1月26日に静岡県三島市で生まれた日本の男性プロレスラーです。新日本プロレスに所属し、他団体でも活躍するなど、多才な選手として知られています。血液型はO型。彼の観客を引きつけるパフォーマンスと、強力な技は、プロレスリング界での地位を確立する要因となっています。

幼少期と入門経歴

幼少期から剣道に10年間取り組んだ後、高校卒業後には医療専門学校に入学しましたが、半年で中退しました。その後、アニマル浜口レスリング道場に入門し、プロレスラーとしての夢を追い始めました。2007年2月には入門テストを試みましたが不合格。しかし、2009年12月の再挑戦で合格し、2010年2月に新日本プロレスに正式に入門しました。

新日本プロレスでのデビュー

2011年5月13日、新宿FACEでの「Life Goes on!」でプロレスデビューを果たしましたが、試合には敗れます。デビュー後しばらくの間は前座として試合をこなしながら、経験を積んでいきました。2012年には先輩レスラーとの対戦を重ね、技術を磨きます。

海外での挑戦

2013年に入ると、EVILは他団体での試合に出場し、NOAHに参加。その後も新日本プロレスに戻り、数々の戦いを重ねました。特に2013年から2014年にかけては、アメリカでの武者修行を行い、様々な国の団体に出場しながら独自のスタイルを確立しました。

凱旋帰国とリングネームの変更

2015年、凱旋帰国したEVILは、新しいリングネームとして「キング・オブ・ダークネス」を名乗ることになります。内藤哲也とのタッグチーム「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を結成し、次第にその存在感を強めていきます。また、彼は怪奇派レスラーとしてのキャラクターを確立し、多くのファンに支持されています。

タイトル獲得歴

EVILはプロレス界で数多くのタイトルを獲得しました。IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座、IWGPタッグ王座など、確固たる地位を確立しています。特に、NEVER無差別級王座では何度も戴冠しており、その通算記録は彼の名声をさらに高める要因となっています。

近年の動向

近年、EVILはBULLET CLUBに加入し、曖昧で危険なスタイルを一層強化しています。彼の攻撃的なスタイルと、危険を顧みないアプローチは、試合のスリルを一層引き立てる要因となっています。

人物像

EVILは決めセリフに「Everything is evil… It's Real」や「よく覚えとけ」を使用し、独特のキャラクターを演出しています。また、L・I・J時代には大鎌を持参した入場が特徴的でした。ファンへの対応も変化し、より親しみやすいキャラクターとして成長を遂げています。

まとめ

EVILはその個性的なキャラクター、卓越した技術、数々のタイトル獲得により、日本のプロレス界で独自の地位を確立したレスラーです。その成長の軌跡は、多くのファンを魅了し、新しい世代のレスラーたちにも影響を与え続けています。

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