EXPOスクランブル

EXPOスクランブル

『EXPOスクランブル』は、1985年3月から7月にかけて東京放送（現：TBSテレビ）で放送された国際科学技術博覧会に関連する情報バラエティ番組です。この番組は、万博開催にあわせて制作され、様々な科学技術や催し物を紹介することを目的としていました。

放送の概要

本番組は、カナダ政府が設置した「カナダ館」にて、サテライトスタジオから生放送を行いました。このスタジオからの生中継を通じて、番組は万博に関する多彩な情報を視聴者に届け、さまざまなバラエティ企画も盛り込まれました。また、番組には毎回著名なタレントやアイドルがゲストとして参加し、視聴者との交流を深める場ともなりました。

番組は1985年7月19日まで、毎週月曜日から金曜日の17:30から18:00の時間帯に、TBSおよび北陸放送で放送されましたが、同年7月22日からは放送時間が変更され、12:00から12:40に全国ネット（JNN25局ネット）としてリニューアルされました。これに伴い、タイトルも変更され、番組内容もさらに充実していきました。

出演者

番組では、総合司会としてTBSアナウンサーの生島ヒロシと松宮一彦が担当し、アシスタントには浅香唯が起用されました。また、日毎に異なるレギュラーMCが登場し、月曜日はとんねるず、火曜日は田代まさしと桑野信義（ラッツ&スター）、水曜日は柳沢慎吾、木曜日は吉村明宏と藤沢かずよしが、そして金曜日は山田邦子が担当しました。これらのメンバーが、番組の魅力を大いに引き出しました。

その他にも、浦口直樹などのアナウンサーや、音楽パフォーマンスを行うRUSHなど多様な出演者が番組に彩りを加えました。

スタッフと制作

本番組の制作は石井浩が手がけ、プロデューサーには西内綱一と長田透が名を連ねました。ディレクターには堤幸彦、大島敏明、関和真史、今村悦朗の面々が加わり、番組を支えました。また、音声や照明も各専門チームにより高い技術が求められ、多くの人々の協力の下で完成されました。

テーマソングは「OPA」を使用し、番組の雰囲気を一層盛り上げる役割を果たしていました。さまざまなジャンルの企画が展開される中で、視聴者は科学技術への関心を深め、楽しんで番組を観ることができました。

『EXPOスクランブル』は、単なる情報番組に留まらず、科学に対する興味を喚起する重要な役割を果たしました。万博のムーブメントを支え、視聴者に新たな発見と楽しみを提供した点で、当時のテレビ番組の中でも一際輝きを放っていたと言えるでしょう。

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