EX風林火山

EX風林火山：Mリーグを彩る麻雀チームの軌跡

EX風林火山は、テレビ朝日がオーナー企業として2018年に設立した、競技麻雀のチーム対抗戦「Mリーグ」に参加するプロ麻雀チームです。チーム名の由来は、武田信玄の軍旗「風林火山」からきています。

チーム結成と初期メンバー

2018年のMリーグドラフト会議で、チームは日本プロ麻雀連盟所属の若手実力者3名を指名しました。人気と実力を兼ね備えた二階堂亜樹選手、王位を連覇した経験を持つ滝沢和典選手、そして鳳凰位を獲得した勝又健志選手です。いずれも同世代の選手であり、チームのバランスを考慮した指名となりました。

シーズンごとの戦いと変遷

2018-19シーズン

このシーズンは、不調が続いていた滝沢選手が見事に復活。ラス回避率1位、個人スコア2位という好成績を収め、チームを牽引しました。他の2選手も安定した成績を残し、レギュラーシーズンを首位通過。しかし、ファイナルシーズンでは逆転され、優勝を逃しました。

2019-20シーズン

レギュラーシーズン前半は首位争いを展開しましたが、中盤以降は低迷。チーム全体が不調に陥り、最終的には8位でシーズンを終えました。滝沢選手と二階堂選手の低迷が、順位を大きく落とした要因の一つと言えるでしょう。

2020-21シーズン

このシーズンは、藤沢監督が「ファイナルで3位以内に入らなければ選手の入れ替えを実施する」と宣言。大きなプレッシャーの中、レギュラーシーズンを4位で終えました。セミファイナルでは、チーム方針に基づき、選手入れ替えの可能性が示唆されました。そして、4人目のメンバー獲得のため、独自のオーディションが開催されました。

セミファイナルを突破し、ファイナルに進出したEX風林火山は、最終的に見事優勝を果たしました。勝又選手の活躍が光ったシーズンとなり、チームにとって悲願の達成となりました。しかし、優勝後に滝沢選手が退団しました。

2021-22シーズン

2021年のドラフト会議では、オーディションで優勝した松ヶ瀬隆弥選手と、二階堂亜樹選手の実姉である二階堂瑠美選手が加入。レギュラーシーズンは好調でしたが、セミファイナルで敗退しました。

2022-23シーズン

レギュラーシーズン序盤は苦戦しましたが、終盤に巻き返し2位でフィニッシュ。セミファイナルではABEMASを破り決勝進出を決めましたが、ファイナルでは優勝を逃し、3位にも届きませんでした。チーム強化のため、スペシャルスパーリングパートナー(SSP)選考会「IKUSA」を開催しました。

チームの指導者とスポンサー

監督は、テレビ朝日の藤沢晴信氏。イベントプロデューサーとしての顔も持ち、麻雀界に新しい風を吹き込む存在です。チームスポンサーは、大衆酒場なんしゅう家とまんまるハウスです。

ドラフト会議指名選手オーディション

2021年には、チームの戦力強化のため、ドラフト会議指名選手オーディションを開催しました。多くのプロ、アマチュア選手が参加し、激戦を繰り広げました。このオーディションで優勝した松ヶ瀬隆弥選手は、チームに加入しました。

「IKUSA」：チーム強化のためのオーディション

2023年には、チーム強化のためのオーディション「IKUSA」を開催。プロとアマチュア両方の選手が参加し、一井慎也選手が優勝しました。この大会は、チームに欠員が生じた場合、新入団選手選考オーディションに切り替わる予定でした。

まとめ

EX風林火山は、設立から現在まで、数々のドラマを生み出してきたチームです。メンバーの入れ替えや、独自のオーディションなど、常に進化を続けるチームの今後の活躍に期待がかかります。常に挑戦を続け、Mリーグを盛り上げる存在として、その存在感は非常に大きいです。

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