EnVision環境保全事務所

特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所について

特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所（EnVision Conservation Office）は、北海道札幌市に事務局を構えるNPO法人です。この団体は、環境問題に対する深い理解と未来への明確なビジョンを持って活動しています。

沿革

EnVisionの活動は1997年に任意団体として始まり、その活動の重要性が増すにつれて、2004年5月に特定非営利活動法人として正式に設立されました。団体名である「EnVision」は、「Environment（環境）」と「Vision（展望）」という二つの言葉を組み合わせたものであり、環境保全に対する未来志向の姿勢を象徴しています。

活動内容

EnVision環境保全事務所は、行政、企業、研究機関、市民団体、そして個人の専門家やボランティアなど、多岐にわたる主体との間で協力関係を築き、情報や技術の共有を通じて新しい環境保全の道を開拓することを目指しています。活動は主に自然環境に関連する分野に集中しており、以下のような具体的なプロジェクトが含まれます。

1. 地域の自然環境保全
釧路自然再生プロジェクト: 釧路地域の自然環境を再生し、生物多様性を回復させるための活動です。
サロベツ自然再生事業: サロベツ原野の自然再生を目指し、湿原の保全と再生に力を入れています。

2. 野生動物の調査研究
エゾシカやヒグマの生態調査: 北海道に生息する主要な野生動物の分布や行動に関する基礎的な調査を実施しています。これにより、より効果的な保護対策を立てることが可能になります。
外来種アライグマの防除: 北海道におけるアライグマの侵入と分布拡大を防ぐための対策を講じています。
市街地に侵入する野生動物対策: 都市部に出没する野生動物による問題への対策を検討し、人間と野生動物の共存を目指した取り組みを行っています。

3. 情報整理とデータベース開発
環境に関する情報を整理し、アクセスしやすいデータベースを構築しています。これにより、研究者や政策立案者、一般市民が環境に関するデータを利用しやすくなります。

4. 環境教育
学校や地域社会での環境教育プログラムを通じて、環境問題への意識を高め、持続可能な社会の実現に向けた行動を促進しています。

受賞歴

2007年には、地理情報システム（GIS）の分野で優れた活動を行った団体や企業に贈られるSAG賞を、ESRIから受賞しました。これは、EnVisionがGIS技術を環境保全活動に効果的に活用していることの証です。

EnVision環境保全事務所の理念

EnVision環境保全事務所の活動は、単に自然を守るだけでなく、将来世代のために持続可能な社会を築くことを目指しています。多様なステークホルダーとの協力を通じて、地域に根ざした環境保全活動を推進しており、その活動は地域社会の持続可能性に貢献しています。EnVisionは、自然環境の保護と環境教育の推進を通じて、より豊かな未来を創造することに尽力しています。

外部リンク

環境保全事務所'>公式ホームページ
* 運営ウェブサイト

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