エンジョイコリア(enjoy korea)とは
エンジョイコリアは、かつて韓国のNHNによって運営されていた、日本人向けの
電子掲示板です。日本では「エンコリ」という通称で親しまれていました。
概要
この掲示板は、日本と韓国のユーザー間の交流を目的として開設されました。掲示板内では、日本人ユーザーのグループは赤いアイコンで、韓国人ユーザーのグループは青いアイコンで区別されていました。そのため、それぞれ「赤組」「青組」と呼ばれていました。
特徴的だったのは、日本語と韓国語の
機械翻訳機能が充実していた点です。サイト全体の翻訳はもちろん、チャットにおける翻訳もサポートされており、言語の壁を越えたコミュニケーションを可能にしていました。また、韓国人向けには、対となるサービスとして「enjoy japan」が提供されていました。
主な出来事
2006年10月24日には、
駐日アメリカ合衆国大使館から接続されたIPアドレスを持つユーザーが、
ウィキペディア日本語版の「
朝鮮の歴史#近代」の項目を削除し、「朝鮮に歴史なし 昔から中国、日本、偏狭蛮族の属国」という内容を書き込むという事件が発生しました。この出来事は、エンジョイコリア内で大きな話題となりました。
歴史
2002年6月:サービス開始
2009年2月20日:主な機能の使用中止、新規加入の中止
* 2009年6月:サービス終了
エンジョイコリアは、日韓のユーザーが気軽に交流できる場として一定の役割を果たしましたが、2009年に惜しまれつつサービスを終了しました。
脚注
特になし