Eo Music Try

eo Music Try（イオミュージックトライ）は、オプテージが主催していた関西の音楽オーディションです。2008年から2022年まで開催され、関西の音楽シーンに大きな影響を与えました。

概要

応募資格は、関西2府4県で活動しているミュージシャンであることのみで、ジャンル、グループ、個人、国籍は一切不問でした。アマチュアミュージシャンにとって、プロへの扉を開くチャンスとして、非常に人気のあるオーディションでした。

審査は、まず一次審査で約40組に絞り込まれ、その後、インターネット投票を経て、最終ライブでグランプリが決定するという形式で行われました。審査員は、レコード会社の新人開発担当者が務め、プロの視点から才能を見出していました。

グランプリ受賞者には、賞金100万円と世界118カ国のiTunes Storeでの配信デビューの権利が与えられました。準グランプリ受賞者にも、活動援助金として20万円が贈られました。さらに、副賞として、ライブのフライヤー、ポスター、チケットなどを自由に印刷できる権利が、グランプリ受賞者には20万円分、準グランプリ受賞者には10万円分贈呈されました。

変遷

当初は、グランプリ、準グランプリに加え、各部門ごとの賞が設けられていましたが、2014年からは、通常の「Main Award」と、40歳以上が応募できる「Over 40 Award」の2部門に分けられました。

2015年からは、グランプリ決定ライブの会場が大阪府のBIG CATとなり、毎年11月下旬から12月中旬頃に開催されていました。

輩出アーティスト

eo Music Tryは、数多くの人気アーティストを輩出してきました。KANA-BOON、感覚ピエロ、ココロオークション、シナリオアート、ナードマグネット、パノラマパナマタウン、ハンブレッダーズ、ヤバイTシャツ屋さんなど、現在も活躍しているアーティストたちが、eo Music Tryをきっかけに飛躍を遂げました。

終了

2022年、eo Music Tryは惜しまれつつも終了しました。公式サイトは2023年4月1日に閉鎖され、TwitterやYouTubeなどのアカウントも削除されました。

eo Music Premium

eo Music Tryの終了後、過去の参加アーティストを応援するライブイベント「eo Music Premium」が開催されました。2020年1月25日には、大阪堀江エリアの4会場でライブが行われました。

eo Music Tryは、関西の音楽シーンに大きな足跡を残し、多くのミュージシャンの夢を応援し続けました。その功績は、今後も語り継がれていくことでしょう。

もう一度検索