Epoch TV square

epoch TV square（エポック・ティーブイ・スクエア）

『epoch TV square』は、2003年4月から2004年9月までBS日テレで放送されていたコントを中心としたバラエティ番組であり、特に人気を博しました。この番組は、初期の『デジタル笑劇研究所』内で放送されており、これまでのバラエティとは一線を画す内容が特徴でした。前半の30分枠で放送された初期から定評のあるコントを盛り込んで、次第にスタイルを進化させていきました。

放送時期と出演者

番組には、バナナマン（設楽統、日村勇紀）とおぎやはぎ（小木博明、矢作兼）が出演しました。最初の期は2003年4月から6月まで放送され、全12話が制作されました。コントは、マンションの一室を舞台に、4人の男の日常を描く「ワンシチュエーション・コメディ」という形態で展開。登場人物は、それぞれ演者の名前と同じで、年齢設定も同じというユニークな要素がありました。

各キャラクター

日村勇紀

舞台となるマンションの家主で、広告代理店に勤める会社員。29歳で未だ童貞という設定で、同じマンションを管理する店舗の女性店員、タチバナちゃんに好意を寄せています。

設楽統

日村の部屋に居候する友人。大学時代からの親友で、初期は全く働いていなかったが、徐々にアルバイトを始めたりと成長を見せます。

小木博明

役者志望の友人で、日村の大学時代の同級生。部屋に風呂がないため、日村の家でシャワーを借りることがあります。日村と同じくタチバナちゃんに恋心を抱いていましたが、恋が実らない場面も描かれています。

矢作兼

日村の幼馴染で、東京に出てくるものの、住居が見つかるまでの日村との同居生活が始まります。金銭に積極的で、時にトリッキーなビジネスを持ちかけるなどするキャラクターです。

タチバナちゃん

エンジェルマートという架空のコンビニの美人店員。この番組では姿を見せずに、「非常に可愛い」とだけ語られ、正体が謎のままとなっています。

各エピソードの内容

各話では、様々なコントが展開されており、特に第1話では、日村が高校時代のモテ具合を自慢するシーンから始まります。第2話では、日村が合コンで知り合った女性に恋をする様子が描かれ、プランを練る中でのドタバタ劇が繰り広げられます。第3話から第4話にかけては、誕生日のサプライズやバイトのエピソードが続き、毎回ユーモア溢れる展開がなされることで視聴者を楽しませました。

続編やスピンオフ

放送終了後も、スピンオフや続編としてライブイベントにおいて新たなコントが披露されました。また、特定のキャストによる再登場が注目されたりもしました。第2期では、スタイルを変えてトークを交えた形に、さらに第3期ではオリジナルの歌やシチュエーションの対処法がテーマとなるなど、番組は進化を続けました。

DVD化

この番組は、Vol.1～3がリリースされており、『教え』シリーズも二つに渡るDVDが販売されました。しかし、第3期の内容は、DVD化されていない点に注意が必要です。

「epoch TV square」は、その独自のスタイルと魅力的なキャラクターによって、視聴者の心に残る名作として位置づけられています。

もう一度検索