アルバム『eyes』の概要
milet(ミレイ)のデビュー・フル
アルバム『eyes』は、
2020年6月3日にSME Recordsからリリースされました。本作は、これまでのEPでの活動を経て、彼女にとって初めての本格的な
アルバムとなる重要なステップです。この
アルバムには、デビュー曲「inside you」や、ドラマ『
偽装不倫』の主題歌としてヒットした「us」を含む、既発曲10曲と新録8曲、合計18曲が収録されています。
参加アーティストとしては、
ONE OK ROCKのToruや、
MAN WITH A MISSIONのKamikaze Boy、
BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之といった多彩な才能が名を連ね、トラックメイキングや
プロデュースを手がけています。
リリースと背景
miletは2019年3月にデビューEP『inside you EP』を発表し、わずか1年で5作のEPをリリースしました。その後、
アルバム『eyes』の制作に入ることとなりました。本作は初回生産限定盤A(Blu-ray付)、B(DVD付)、通常盤の3形態で発売され、初回生産限定盤にはミュージックビデオ集など特典映像が収められています。特に、初回生産限定盤Aには、miletの初ワンマンライブ「milet first live “eye”」の様子が収録されており、ファンにはたまらない内容となっています。
新録曲の「Somebody」と「The Love We've Made」は、Toruによる
プロデュースであり、「The Love We've Made」のミュージックビデオには特別ゲストとしてToru自身が出演しています。さらに、「Grab the air」は、miletがゲストボーカルを務めた楽曲「Reiwa feat. milet」でのコラボレーションを通じて、Kamikaze Boyが楽曲提供及び
プロデュースを行い、中野雅之がアレンジを担当しました。
新型コロナウィルスの影響によりリリース日は度々変更され、最終的に
2020年6月3日となりました。
音楽のスタイル
『eyes』は、オルタナティブ・ロック、
エレクトロ・ポップ、荘厳な
バラードなど多彩なジャンルを取り入れており、miletのルーツである
クラシック音楽や
映画音楽の要素も感じさせる作品に仕上がっています。彼女のハスキーで力強い歌声は、音楽に独特の雰囲気を与えています。音楽的なアプローチは多岐にわたり、
英語と日本語の歌詞を巧みに織り交ぜた表現が特徴です。オーケストラによる大編成から、シンプルなアコースティックサウンドまで、幅広い音楽的選択肢を組み合わせ、新たな音楽体験を提供しています。
また、歌詞のテーマは、内面的な視点から外的な視点へと移行する過程が描かれており、自己理解から他者理解へと向かう変化が見受けられます。
チャートと評価
リリース当初から高い評価を受けた『eyes』は、初週に2.7万枚を売上げ、
Billboard Japan Hot Albumsで1位を獲得しました。さらに、
オリコン週間
アルバムランキングやデジタル
アルバムランキングでも好成績を収め、
2020年年間チャートでも高順位に入りました。
さらに、多数のメディアとのタイアップが実現し、さまざまな場面で彼女の楽曲が使用されました。『eyes』は、miletの音楽キャリアにおける重要な作品であり、今後の活動にも期待が寄せられています。