Fリーグ オーシャンカップ

Fリーグ オーシャンカップ

Fリーグオーシャンカップは、毎年夏に開催される日本フットサルリーグ（Fリーグ）のリーグカップ戦です。この大会は、日本サッカー協会と日本フットサルトップリーグが主催しており、フットサルの人気を高め、競技レベルを向上させる目的があります。大会名には毎年の西暦が付けられ、例えば、2013年には「Fリーグ オーシャンアリーナカップ2013」となるのが特徴です。

大会の始まりは2008年に遡ります。この年、愛知県に初の本格フットサル専用アリーナであるオーシャンアリーナが完成し、そのこけら落としを兼ねたフットサル大会「大洋薬品オーシャンアリーナカップ2008」が開催されました。これには当時Fリーグに所属していた全8チームが参加しました。その後、2009年からはFリーグの公式カップ戦となり、大会名は「Fリーグ大洋薬品オーシャンアリーナカップ」と改称されました。

2010年大会からは、フットサルのジュニアチームによる大会「ジュニアカップ」も新たに開催されるようになり、選手育成の場としての役割も果たしています。2011年には、Fリーグの10チームに加え、FUTSAL地域チャンピオンズリーグで成績の良かった2チームも参加する形式となり、より規模が拡大しました。

2012年には、大会スポンサーが大洋薬品工業からテバ製薬に変更されたことで、新たに「Fリーグテバオーシャンアリーナカップ」となりますが、2013年にはテバ製薬が大会のスポンサーを辞退し、名称は再び「Fリーグ オーシャンアリーナカップ」に戻りました。2014年には、大会名称が「Fリーグ オーシャンカップ」に変更され、小田原アリーナでの開催が決定しました。2015年には記念すべき特別大会が行われ、海外から招待した4チームを含む合計18チームで競い、国際色豊かな大会となりました。

大会は、Fリーグに所属する全12チームと、地域リーグの上位チーム2つを合わせて14チームが参加し、トーナメント方式で行われます。シードチームは前年度のリーグ優勝チームや大会優勝チームです。また、準決勝で敗退したチーム同士による3位決定戦も行われ、その試合が40分の前後半で決着しない場合はPK戦が実施されます。ただし、決勝戦では前後半5分ずつの延長戦を行い、それでも決着が着かない場合にはPK戦に入ります。

さらに、2015年大会は特別に海外招待チームを増やし、6組に分かれて予選を行う形態を採用しました。入賞したチームには、優勝賞金として300万円、準優勝100万円、3位には50万円がそれぞれ授与され、競技の意義を高めています。これにより、Fリーグオーシャンカップは単なるカップ戦に留まらず、選手たちの成長とフットサル全体の発展に寄与するとともに、観客にとっても魅力的なイベントとなっています。

この大会は多くのサポーターに支えられながら、今後もフットサル文化の発展に欠かせない重要な役割を果たしていくことでしょう。

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