F-01D

ドコモ タブレット ARROWS Tab LTE F-01D

概要

ドコモ タブレット ARROWS Tab LTE F-01Dは、NTTドコモが提供するLTEデータ通信対応のタブレットです。このデバイスは富士通によって開発され、Android 3.2を搭載しています。ドコモのタブレットシリーズの一つで、同日発表されたGalaxy Tab 10.1 LTEと同様に、最新のネットワーク技術を取り入れた製品となっています。「ARROWS」という名称は、富士通が展開するスマートフォンおよびタブレットのブランド名です。

主な機能

F-01Dは、最大75Mbpsの高速通信をサポートする回線「Xi」に対応しており、過去のFOMA回線に自動的に切り替えることができます。また、IEEE802.11n規格のWi-Fi通信にも対応し、最大150Mbpsの通信速度を実現。また、Wi-Fiテザリング機能を使うことで、ゲーム機やPCなどを接続可能です。ただし、Wi-Fi接続にはspモードが必要です。

このタブレットにはUSBホスト機能も搭載されていて、USBマウスやUSBキーボード、USBメモリの接続が可能で、パソコンのように利用することができます。また、防水仕様であるため、浴室やキッチンなど、水がかかりやすい場所でも安心して使用できます。タッチ操作を滑らかにする「スーパーグライドコーティング」と、スーパーコンピュータによって算出されたタッチ感度技術により、快適な操作が可能です。

さらに、ハンドジェスチャーコントロール機能により、手を使わずに端末を操作することができ、例えば料理中にも便利です。ただし、このモデルは指紋認証機能を搭載していないため、ロック解除にはその他の手段が求められます。バッテリーは6,560mAhと大容量ですが、交換は預かり修理となり、費用がかかる点は注意が必要です。

Android 4.0へのアップデート

2012年9月27日から、このタブレットはAndroid 4.0へのアップデートを開始しました。このアップデートには、顔認証機能や画面キャプチャ機能、アプリ履歴の削除機能改善、ロック画面からカメラを起動する機能などが追加され、ユーザー体験の向上が図られました。また、メールやウェブブラウジングの際にはFlash Player 10.3が利用可能で、様々なメールサービスを通じてコミュニケーションが取れます。

アプリとウィジェット

このタブレットは、Androidマーケットに対応しており、20万以上のアプリを自由にインストール可能です。NTTドコモが運営するdマーケットからも多くのアプリをダウンロードでき、携帯料金での支払いが可能なアプリも多数存在します。プリインストールされたアプリには、時計ウィジェットやカウントダウンウィジェット、各種辞書、医学書など多彩なものがあり、日常生活での機能性が高いです。

歴史

ドコモ タブレット ARROWS Tab LTE F-01Dは、2011年9月8日に発表され、その後予約受付が始まり、2011年10月19日に全国で発売されました。2012年にはAndroid 4.0.3へのアップデートが行われ、さらなる機能向上が果たされました。

まとめ

ドコモ タブレット ARROWS Tab LTE F-01Dは、富士通製の高性能なAndroidタブレットであり、特に高速通信機能や防水性能、USBホスト機能が特長です。日常生活での利便性を追求した、多機能な端末と言えるでしょう。

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