F-01K

arrows NX F-01Kは、富士通コネクテッドテクノロジーズによって開発され、NTTドコモから発売されたAndroidスマートフォンです。ドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）に対応したデュアルモード端末であり、ドコモ スマートフォン（spモード）のラインナップに属しています。2017年12月8日に発売され、当時のハイエンドモデルとして注目を集めました。

概要

本機種は、前モデルであるF-01Jから約1年ぶりに登場したハイエンドモデルのスマートフォンです。富士通コネクテッドテクノロジーズが富士通本体から事業譲渡される前に発売された最後の機種であり、この機種の発売をもって、富士通ブランドのハイエンドモデルは一時的に途絶えることとなりました。後継機種であるF-51Aが発売されるまでの約2年半の間、富士通のハイエンドモデルは市場に投入されませんでした。

特徴

arrows NX F-01Kは、ワンセグとフルセグの両方に対応しており、テレビ放送を視聴することが可能です。これにより、外出先でも手軽にテレビ番組を楽しむことができました。ただし、赤外線通信には非対応となっています。当時のスマートフォンでは赤外線通信が搭載されている機種も多くありましたが、arrows NX F-01Kでは搭載が見送られました。

備考

本機種はすでに生産を終了しており、2022年9月末をもって修理受付も終了しています。発売から一定期間が経過しているため、現在では入手が困難となっています。なお、2020年春モデルからは、5G機種には「A-5BC」、4G機種には「A-4BC」という形式で型番が付与されるようになりました（Aにはメーカー、Bには設計順、Cには年式が入ります）。したがって、arrows NX F-01Kは、2008年改定の規則に基づいた型番が付与された最後の富士通製ハイエンドモデルスマートフォンとなりました。

arrows NX F-01Kは、富士通のハイエンドモデルとして、当時の最新技術を搭載し、高い性能と多機能を兼ね備えていました。しかし、その後の富士通のスマートフォン事業再編により、ハイエンドモデルの発売は一時的に途絶えることとなり、本機種はその歴史的な転換点に位置する一台となりました。

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