FENCE OF DEFENSE (アルバム)

FENCE OF DEFENSE - デビューアルバム

『FENCE OF DEFENSE』は、1987年6月21日にリリースされた、FENCE OF DEFENSEの最初のアルバムです。このアルバムはEPIC・ソニーから発売され、バンドのキャリアの出発点となりました。特に、スタジオ・ミュージシャンとしての実績を持つ北島健二、西村麻聡、山田亘が1985年に結成したこのバンドのデビュー作品は、音楽界での期待を一身に受けていました。

バンドの背景とデビュー

FENCE OF DEFENSEは、既にTM NETWORK|TM_NETWORKのサポートなどで業界内での知名度を確立していたメンバーから成り立っています。彼らは音楽の豊かな経験を活かしつつ、新たにシーンへと挑む姿勢を示しました。同時にリリースされたシングル「フェイシア」は、このアルバムの先駆けとも言える重要な作品です。

音楽スタイルと特徴

アルバムには、ディープ・パープルやクリームから取られた楽曲タイトルの引用やパロディが見られるなど、遊び心を感じさせる作りになっています。新人バンドとしての初々しさを持ちつつも、プロミュージシャンとして培った知識や技術が表現されている点が、彼らの大きな魅力となっています。

また、このアルバム以降には「FENCE OF DEFENSE II」や「FENCE OF DEFENSE III 2235 ZERO GENERATION」など、枚数を冠した作品が登場するため、特にこの1stアルバムを「ファースト」と呼ぶこともあるようです。アルバムのジャケットやブックレットは、白色を基調とし、シンプルでありながらも洗練された印象を与えています。

収録曲

アルバムには多彩な楽曲が収められており、それぞれが独自の魅力を放っています。以下はその収録曲リストです:

• - INTRODUCTION (AB-O-RIGI-NAL)
• - BURN
• - STRANGE BLUE
• - PLASTIC AGE
• - DEEP BLUE EYES
• - NIGHTLESS GIRL
• - MISTY
• - EMOTIONAL WAY
• - FATHIA

特に「NIGHTLESS GIRL」は、同年9月26日にリリースされた2ndシングルとしても知られ、後に近藤真彦のカバーやSMAPによるリミックスなど、他のアーティストにも影響を与えました。この曲は、複数のバージョンでリリースされており、広く親しまれる楽曲となっています。

総評

『FENCE OF DEFENSE』は、デビューアルバムとして重要な位置を占めている作品であり、バンドの個性や音楽性を知るには最適な一枚です。彼らの音楽は、単なる新人バンドの枠を超え、音楽シーンへと新風を吹き込みました。今後の活躍にも注目です。

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