山田亘

山田 わたる

山田わたる（やまだ わたる）は、1958年2月2日に生まれた日本の音楽家であり、特にドラマーとしての活動が評価されています。彼は株式会社ワイズオフィスの代表取締役としても知られ、音楽だけでなくビジネスの世界でも活躍しています。

略歴

彼の音楽キャリアは北里大学在学中に始まります。この頃からプロのミュージシャンとして活動し、スタジオ・ミュージシャンとしてさまざまなアーティストと共演しました。具体的には、白井貴子&クレイジーボーイズ、TM NETWORK|TM_NETWORK、稲垣潤一、梁邦彦など、多くの有名アーティストのツアーやレコーディングに参加しました。

1985年、彼は北島健二、西村麻聡と共にFENCE OF DEFENSEを結成。1987年にはEPIC SONYからデビューし、その後1980年代、90年代、2000年代、2010年代にかけて様々なアーティストのツアーサポートを行い続けました。特にTM NETWORK|TM_NETWORK、稲垣潤一、TRFなどのサポートを手掛け、演奏技術の高さで広く知られるようになります。

自身のプロジェクトとしては、インディーズバンドのプロデュースや、DJ KOO（高瀬浩一）とのユニットWILL、そしてソロプロジェクトのTARUZ FACE（後にTARUZに改名）など幅広く活動しました。

2018年にはFENCE OF DEFENSEの20枚目のオリジナル・アルバム『HDⅢX』をリリースし、2022年には21枚目のオリジナル・アルバム『RETRO STANDARD』も発表しています。

人物

山田は多様な資格を持つ人物でもあります。2014年7月には世界遺産検定で1級に合格し、ファイナンシャル・プランナー2級や国内旅行業務取扱管理責任者資格も所有しています。趣味としてスカッシュに力を入れており、ファンクラブ会員に向けてスカッシュスクールを開催するなど活動の幅を広げています。

そのドラマーとしての特性としては、特に同期演奏に優れており、ヘッドホンやイヤーモニターを使用して「打ち込み」系の楽曲にも対応できる実力を誇ります。

使用機材

山田わたるが主に使用しているドラムセットはヤマハのMaple Custom Absoluteシリーズで、電子ドラムにはヤマハのDTXTREME IIIを使用しています。また、シンバルにはジルジャンを選んでいます。

バンド活動

彼のバンド活動は多岐にわたります。FENCE OF DEFENSEのメンバーとしての活動はもちろん、WILLやTARUZというプロジェクトでも多くの楽曲を発表しています。特に2007年から始まったソロプロジェクトTARUZ FACEでは、プログレッシブロックを中心に楽曲制作を行い、次々に関連作品を発表しました。

• - 1st ALBUM『プロトギズモ』（2007年3月12日）
• - 2nd ALBUM『迷宮』（2009年9月30日）
• - 3rd ALBUM『解放』（2010年9月17日）
• - 1st DIGITAL SINGLE『SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND (PARTI-V)』（2011年10月26日）＊PINK FLOYDカバー

さらに、2015年にはWILL XPERIMENTとして配信限定の楽曲もリリースしました。

主なサポート・セッション

彼は数多くのアーティストのサポートも行っており、以下のようなアーティストとも共演しています:

• - 稲垣潤一
• - 宇都宮隆
• - 織田哲郎
• - 勝新太郎
• - 吉川晃司
• - 近藤真彦

山田わたるはその豊かな音楽的バックグラウンドを持ち、現在も多方面で活躍している日本の音楽シーンにおける重要な存在の一人です。

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