FIFA女子ランキング

FIFA女子世界ランキング

FIFA女子世界ランキングは、国際サッカー連盟（FIFA）が発表する、女子代表チームのランキングです。各チームの試合結果に基づいて算出されたポイントを集計し、ランキングが決定されます。

概要

2003年6月から公表が開始されました。男子のFIFAランキングと同様に、イロレーティングをベースとして算出されますが、いくつかの点で異なります。

公表頻度: 年4回（3月、6月、9月、12月）の発表です。男子ランキングは毎月公表されます。
対象試合: FIFAが初めて公認した女子代表の国際試合（1971年4月17日のフランス対オランダ）以降の全試合を集計対象としています。
ランキング変動: 直近の成績に左右されにくいのが特徴です。FIFA女子ワールドカップやオリンピックへの出場に大きな影響を与えにくい一方、ワールドカップやオリンピックの本大会・予選は、他の大会よりも重要視されます。
活動実績: 一定期間活動がない場合、ランキングから除外されたり、復活したりすることがあります。活動なしの期間は、以前は18ヶ月でしたが、COVID-19の影響により現在は4年間となっています。
暫定ランキング: 2008年3月21日発表のランキングからは、暫定ランキングのチームは公式ランキングから除外されるようになりました。

暫定ランキング

以下のいずれかに該当する場合、暫定ランキングとなります。ポイントは算出されますが、公式ランキングには含まれません。

1. 以下の条件をすべて満たさない場合
公式ランキング入りのチームと、少なくとも5試合を行っていること
対戦チームに「最近4年間の活動をしていないチーム」がないこと
1999年の女子ワールドカップ以前に5試合を行ったチームであり、その対戦相手も同様に5試合を行っており、かつ公表前からランク入りしていたこと
2. 18ヶ月以上活動がない場合

2012年6月1日付の暫定ランキング入りチームの例としては、アラブ首長国連邦、アルバニア、モンテネグロ、カタール、ウガンダなどが挙げられます。また、ウズベキスタン、エクアドル、ペルーなど、長期間活動がないチームも暫定ランキング入りしています。

ランクから外れた国・地域

暫定ランキング以外にも、ランクから外れる国・地域があります。

ネパールは2003年10月24日付以降、公式戦への出場記録が見られなかったため、2009年6月26日までランク外となりました。その後、2009年9月25日付で暫定ランキング入りし、2010年3月12日に再びランク入りしました。
セルビアは、モンテネグロ独立に伴う国家継承宣言に基づき、2006年9月15日付のランキングでセルビア・モンテネグロのランキングを継承しました。
バヌアツは2007年6月15日付で暫定ランキング入りし、2009年6月26日までランク外となりましたが、その後再び暫定ランキング入りしています。
北朝鮮は、2019年キプロス女子カップで優勝後活動がなかったため、2023年3月24日から2023年12月15日まで一時的に除外されました。

関連項目

FIFAランキング（男子）
ワールドフットボールイロレーティング

外部リンク

FIFA/Coca-Cola Women's World Ranking at FIFA.com
FIFA/Coca-Cola Women's World Ranking Procedure at FIFA.com
* Women’s World Ranking Fact Sheet

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