2021年
11月24日にリリースされた「FINAL PIECE」は、日本のロックバンド
L'Arc〜en〜Cielや
VAMPSのボーカリスト
HYDEによる、16作目の
シングルです。この楽曲は、前作「NOSTALGIC」から約1ヶ月ぶりの
シングルであり、特に「静」というテーマに基づいた第二弾
シングルとして位置づけられています。
「FINAL PIECE」は、
HYDEがこれまでに制作した楽曲の中で初めての
ウエディングソングとしても注目されています。この曲は、2021年6月にスタートしたオーケストラコンサートツアー「20th Orchestra Tour
HYDE ROENTGEN 2021」で初めて披露されました。さらに、
2022年1月から放送された
朝日放送テレビドラマ「ハレ婚。」の主題歌としても使用されています。
HYDEは、ドラマの原作漫画が自らの愛読書であったことから、特別にドラマにゲスト出演も果たしています。
HYDEは、「
ウエディングソングを作ろうと思ったきっかけは、友人の結婚式に出席する中で、結婚式でかかる曲が意外と少ないことに気づいたから」と語っています。彼は、「結婚式に自作の曲が使われるって素敵なことだな」と感じ、そのアイデアが頭の中に芽生えていたと説明します。そして、友人や知人のために特別な一曲を作ることを目指し、作品に取り組むこととなりました。歌詞の背後には、「二人で夕焼けを見ているような情景」が描かれており、「僕から見た君がいる景色は美しいけれど、君から見た景色はどうだろうか?」という問いかけが込められています。また、タイトルの「FINAL PIECE」は、今隣にいるパートナーが自分の人生の最後のピースであることを示しています。
ミュージックビデオは、
HYDEの故郷である
和歌山県の南紀白浜のホテル川久で撮影されています。初めは教会での撮影を考えていたものの、工事中のため別の場所に変更されたそうです。その結果、宮殿のような美しいホテルでの新たなストーリー展開が実現しました。
ジャケットアートワークは、
HYDEのソロ作品及び
L'Arc〜en〜Cielのデザインにも関わってきたモート・シナベルが担当しています。今回のアートワークも、過去の作品の雰囲気を引き継ぎ、花のモチーフが描かれています。
本
シングルは、初回生産限定盤(CD+DVD)と通常盤(CD)の2形態で発売されました。初回限定盤には、表題曲のミュージックビデオやドキュメンタリー映像、オーケストラコンサートでの「DEPARTURES」の披露映像が収められています。カップリングには、globeの「DEPARTURES」のカバーが収録されており、
HYDEにとっては二度目のカバー録音となります。
このように、「FINAL PIECE」は
HYDEが心を込めて制作した特別な一曲です。
ウエディングソングとして多くの人々の心に残り、特別な瞬間を彩る手助けとなることでしょう。