FMしまばら

株式会社FMしまばらについて

株式会社FMしまばら（エフエムしまばら）は、長崎県島原市と南島原市の一部でFM放送を行う地域密着型の放送事業者です。2007年に設立し、開局以来、地域のコミュニティラジオとして親しまれています。放送局のテーマは「もっぱら、しまばら」で、マスコットキャラクターの「もっぱら君」も愛されています。

組織と運営

FMしまばらは、ケーブルテレビジョン島原（カボチャテレビ）の出資を受けており、彼らの地域のメディアポジションが強調されています。本社とスタジオは、島原市白土町にあるNTT島原ビル内に位置しています。放送内容は、地域の行政情報や災害発生時の防災情報が中心で、特に災害時には住民に向けた重要な情報が迅速に配信されるよう努めています。テレビのケーブル網との連携により、現地リポートや特別なイベントのライブ中継も行われ、多様な情報を提供しています。

インターネット配信

さらに、FMしまばらはインターネットを介しての放送も行っており、独自のライブ配信やSimulRadioを利用しており、FM++というスマートフォンアプリを通じて、交通情報などを視聴できます。特に、島原半島の主要道路に関する情報を県管理の協力のもとで配信する取り組みは評価されています。

放送エリアと沿革

FMしまばらの放送エリアは、島原市、南島原市、雲仙市の一部をカバーしています。開局からの道のりとして、2007年10月に設立され、翌月には放送免許を取得し、11月11日に正式に開局しました。設立以来、地域のリスナーに向けて様々な番組を制作し続けています。

2016年には南島原市に中継所を設置し、地域枠組みの強化が進められました。このようなエリアの拡大により、FMしまばらは地域内で新たなコミュニティFMとしての役割を果たしています。

番組編成

FMしまばらの番組は、地域の情報、音楽、トークを中心に構成されており、自社制作の番組が多くを占めています。特に、朝の情報番組「My朝」や地域に密着した「声の広報しまばら」など、リスナーの日常に寄り添った内容が特徴です。このように、地域のニーズに応じた幅広い番組編成で、地域の文化と情報を発信しています。

また、FMしまばらでは過去に数多くの番組が放送されており、特に土曜日と日曜日にはJ-WAVEの番組を再送信している時間もあります。放送の合間に放送される広告も自社で制作され、地域の企業やイベント等を積極的に紹介しています。

防災ラジオの導入

2015年からは、島原市が防災行政無線をデジタル化し、新たに防災ラジオを全家庭と事業所に無償で貸与する施策を導入しています。これは、強化した防災体制の一部で、災害時に緊急告知FMラジオとして活用されています。南島原市でも同様の取り組みが進められており、地域の安全確保に寄与しています。

FMしまばらは、これからも地域に根ざし、必要な情報を届ける放送局としての役割を果たしていくでしょう。

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