FREAKYFROG

FREAKYFROG（フリーキーフロッグ）

FREAKYFROGは、日本の音楽シーンで活動したロックバンドです。2005年末頃、人気ロックバンドBEAT CRUSADERSを脱退したベーシスト、UMU氏が中心となり、その活動がスタートしました。バンドは結成後、いくつかのメンバーチェンジを経て体制を固め、2007年末にはUMU氏、CHIBA氏、shuichi tamura氏、araki氏という顔ぶれの現メンバーが揃います。そのユニークなバンド名は、ライブ会場でメンバーや観客が一体となってカエルのように軽快に飛び跳ね、盛り上がる様子を願って名付けられたと言われています。

メンバー構成

バンドは、活動期間を通じて複数のミュージシャンが関わりましたが、特に後期の活動を支えた現メンバーと、過去に在籍した旧メンバーが存在します。

現メンバー（活動休止時）

UMU（ウム）: バンドのリーダーであり、ヴォーカルとギターを担当。元BEAT CRUSADERSのベーシストとして、バンドのブレイク前の活動を支えました。
CHIBA（チバ）: ベースとコーラスを担当。その容姿から「TOKYO No.1 SOUL SETの川辺くんみたいな顔の人」という異名を持ちます。
shuichi tamura: オルガンとコーラスを担当。元SCAFULL KINGのメンバーです。
araki: ドラムス担当。彼もUMU氏と同様にBEAT CRUSADERSに在籍経験があります。自らを「サポートメンバー」と称することもあります。

旧メンバー

結成から現メンバー体制が固まるまでの間に在籍した主なメンバーです。

TANIAI: ギター担当。2006年9月のライブを最後に脱退。
okuwaki: ドラムス担当でした。
HATAKEYAMA（脱退くん）: ベース担当。自身のバンドSleeperの活動に専念するため脱退。彼の骨折を機に始まったイベント「リハビリ」は継続されています。
ICHI（イチ）: トランペット、ヴォーカル、映像製作担当。元cafelon。映像制作専念のため脱退。ライブではトランペットとシャウトを担当。
* MORIYASU（モリヤス）: ドラム、コーラス担当。元SHORT CIRCUIT。「ゴスペラーズの人みたいな人」という異名。

主な活動とエピソード

活動初期からメディアからの注目も集め、特にテレビ神奈川の音楽番組『ミュートマ』における2006年5月度のビデオクリップダービーでは、楽曲『nervous breakdown』がパワープッシュされ、見事1位を獲得するなど、その存在感を示しました。

バンドの活動には、個性豊かなサポートメンバーが関わったエピソードも残されています。ミュージシャンの小宮山雄飛氏は、自身がタワーレコードで一日店長を務めた際に、FREAKYFROGのアルバムだけを販売するという異例の企画を実行しました。また、大橋慶三氏は、段ボールをかぶって「ニャーニャー」と叫ぶという独自のライブスタイルを提案しましたが、これは採用されませんでした。彼は過去にUMU氏ともんじる消防団というバンドを組んでいましたが、一度きりの路上ライブの後、自然消滅したという経歴も持ち合わせています。大橋氏はFREAKYFROGを「FREAKYFROG、略してFF」と呼ぶことでも知られています。

UMU氏は、FREAKYFROGのファンを特別に「FREAKYFROG Freaks（フリーキーフロッグ・フリークス）」と呼んでいました。ライブ中の定番の煽り文句として、「FREAKYFROG Freaks、略してFFFのみんな盛り上がってるかーい」と観客に呼びかけることで、会場の熱気を最高潮に引き出す演出は、多くのファンに親しまれました。

活動休止

FREAKYFROGは、2011年7月23日に開催されたライブをもって、活動を休止することを発表しました。

作品と関連情報

活動期間中には、デモ音源、シングル、アルバムといった作品を発表しています。また、様々な企画への参加作品、ミュージックビデオの制作、楽曲のタイアップなども行われました（詳細なリストは省略します）。

関連情報として、バンド公式ブログやメンバー個人のブログ、Myspaceページ、そしてX（旧Twitter）アカウントなどが公開されていました（一部はインターネットアーカイブ経由での閲覧となります）。

もう一度検索