FULL OF ELEVATING PLEASURES

『FULL OF ELEVATING PLEASURES』

『FULL OF ELEVATING PLEASURES』（フル・オブ・エレベーティング・プレジャーズ）は、日本のビッグ・ビートユニットであるBOOM BOOM SATELLITESによる4枚目のアルバムです。この作品は2005年3月24日にgr8! recordsから発売されました。

アルバムの背景

本アルバムは、前作から4年8か月ぶりのものであり、制作拠点を日本に移してからの初の作品となります。また、全米でのリリースも行われました。メンバーの中野雅之は、このアルバムについて「音楽の理想形というテーマを大きく掲げた作品」と語っています。この制作時期には、自分たちが大きく変わろうとしているという意識が強く、自らのアイデンティティに対する認識が深まっていたとのことです。

中野は「自分たちをリスタートしたいという気持ちや、表現への欲求が強く、さまざまなモチベーションが詰まった作品に仕上がっている。そのため、楽曲には幅広いバリエーションとエネルギーを感じられる」と述べています。このアルバムは彼らの音楽的な探索の一部であり、聴く人々にエネルギーを与えることを目指して作られました。

さらに、ベストアルバム『19972007』においても、本作に収録された楽曲が重要な役割を果たすとされています。具体的には、収録曲の中から8曲がベストアルバムに選ばれ優れた作品であることを示しました。

収録曲の紹介

このアルバムには、以下の12曲が収録されています：
1. Rise and Fall (4:33)
2. Let it All Come Down (4:43)
3. Moment I Count (5:01) - この曲はリードナンバーであり、PVも制作されています。さらに、HDDプレーヤー「iriver」のCMソングや日本テレビ系『不幸の法則』のオープニングテーマとしても使用されました。
4. Ride On (4:40)
5. Spine (4:31) - これは8thシングルとして知られています。
6. Route for Exile (6:04)
7. Back in the Night (4:29)
8. Propeller (2:02) - 映画『変な家』のイメージソングとして知られています。
9. Dive For You (4:13) - こちらも8thシングルであり、映画『アップルシード』の主題歌です。
10. Anthem -reprise- (5:14) - 映画『アップルシード』の劇中歌としても使用されています。
11. Echo Tail (4:04)
12. Stride (5:15)

すべての楽曲はBOOM BOOM SATELLITES自身によって作詞、作曲、編曲されています。音楽の多様性と豊かさを感じることができるこのアルバムは、彼らの音楽的な成長を象徴しています。

演奏メンバー

アルバムの演奏に関わったメンバーは以下の通りです：

• - 平井直樹：ドラム
• - SANDY FAY：コーラス (#1, #2, #8, #10, #12)
• - EVONY FAY：コーラス (#1, #8, #10, #12)、リーディング (#8, #12)
• - GARY ADKINS：コーラス (#1)
• - FRANK FU：リーディング (#6)

『FULL OF ELEVATING PLEASURES』は、その多彩なリズムやエネルギーに満ちたサウンドで、聴き手を魅了します。BOOM BOOM SATELLITESの創造的な意欲を形にしたこの作品は、彼らのファンにとっても記念すべきアルバムとなっています。

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