Face to Face (椎名へきるのアルバム)

椎名へきるの6枚目のオリジナルアルバム『Face to Face』は、彼女の音楽キャリアにおいて重要な作品の一つです。前作『Baby blue eyes』から約11ヶ月ぶりとなるこのアルバムは、10枚目のシングル「抱きしめて」と11枚目のシングル「この世で一番大切なもの」を含む全12曲で構成されています。

「抱きしめて」は、椎名へきる自身が初めて単独で作詞を手掛けたシングル曲であり、彼女の新たな一面を示す楽曲としてファンから高く評価されています。また、「この世で一番大切なもの」は、彼女の代表曲の一つとして知られています。

『Face to Face』は、椎名へきるにとってシングル、アルバムを通して唯一オリコンチャートTOP10入りを果たした作品です。しかし、売り上げ枚数自体は本作よりも高いアルバムも存在します（アルバムでは3番目の売り上げ）。

サウンドプロデュースは、前作に引き続き大坪稔明が担当し、上野浩司、吉田とおる、Groovy Boyfriendsの高橋圭一、TACOS NAOMIといった作曲家が参加しています。また、作詞家の大森祥子も前作に引き続き参加しています。今作では、新たに米米CLUBでキーボードを担当していた勝又隆一や、作曲家兼サウンドプロデューサーの西脇辰弥、シンガーソングライターの野見山正貴が参加し、アルバムに新たな彩りを加えています。

初回盤はデジパック仕様で発売され、ファンにとっては特別なアイテムとなっています。

『Face to Face』は、椎名へきるの音楽性の幅広さと、彼女の表現力の豊かさを感じることができる作品です。オリコンチャートでの成功だけでなく、彼女のアーティストとしての成長を示す作品として、今もなお多くのファンに愛されています。

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