『first kiss』は、
藤井尚之が
1998年9月9日に発表した6枚目の
アルバムです。
F-BLOODでの活動を経て、
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズに移籍後初の
アルバムとしてリリースされました。
これまでの
アルバムと比較して、本作はより一層ポップな要素が強調されています。
アルバムの帯には「きっとこれが
藤井尚之のポップ。」というキャッチコピーが記されており、その言葉通り、親しみやすいメロディとアレンジが特徴です。
今作では、音楽評論家・作詞家の
近田春夫が
アルバム収録曲の半数の作詞を手掛けている点も注目されます。
近田春夫の独特な視点とユーモアが、
藤井尚之の音楽に新たな彩りを加えています。佐橋佳幸が全曲の編曲を担当し、楽曲の魅力を最大限に引き出しています。
収録曲は以下の通りです。
1. LOVE PARADE
作詞:
近田春夫
2. キスの嵐
作詞:
近田春夫
3. 友達になろう
作詞:佐橋佳幸・
鈴木祥子
4. 生活
作詞:
鈴木祥子
5. 地図のない未来(あした)
作詞:岡村聡士
6. 君が持ってきたイタリアかどっかのワイン
作詞:
有賀啓雄
7. もしも
作詞:
近田春夫
8. 昨日 今日 明日
作詞:
近田春夫
9. 少し今夜は
作詞:
近田春夫
10. 歩こう
作詞:
近田春夫
『first kiss』は、
藤井尚之の新たな音楽性を打ち出した意欲作であり、ポップミュージックとしての完成度も高い作品として評価されています。様々な作家とのコラボレーションを通じて、
藤井尚之の音楽の幅が広がり、新たなファン層を獲得するきっかけにもなりました。