『flutter of birdsII 〜天使たちの翼〜』
『flutter of birdsII 〜天使たちの翼〜』は、
2002年にシルキーズからリリースされた
アダルトゲームで、続編として前作『flutter of birds 〜鳥達の羽ばたき〜』から引き継がれた世界観を持ちながら新たなストーリーを展開します。ゲームは
冬の町を舞台としており、主人公は母の思い出の地である倉町で過ごすことになります。
ゲームシステム
この作品はCD-ROMが3枚組で構成され、1枚目と2枚目のディスクを利用して
インストールを行い、3枚目のディスクにはゲーム中のBGMが収められています。プレイヤーは3枚目のディスクを常にドライブに挿入しなければゲームをプレイできないという仕様です。
システム面では、前作から大幅に改良され、フルスクリーンだけでなくウィンドウモードでもプレイ可能になりました。また、最大111のセーブファイルが利用でき、いつでもセーブができ、既読スキップ機能も搭載されています。ゲームをクリアすると、ヒロインたちが思い出を語るナレーションが聞けるアルバム機能も魅力的です。
登場人物
主要キャラクターには、進矢 シンクレアという主人公のほか、様々なヒロインたちが登場します。進矢は日本人の母とイギリス人の父の間に生まれた青年で、倉町での過ごし方を通じてヒロインとの関係を深めていきます。彼の名前やその他のキャラクター名には、植物に関する言葉が使われるなど独特のネーミングが施されています。特に、進矢の滞在先となる教会で出会う少女、雪柳 ゆずは、独特の髪型と性格を持つ魅力的なキャラクターです。
また、教会の近くには病弱で本好きの楢原 成実、喫茶店で働く春原 鈴葉、倉町で出会う少女東木 茜など、それぞれに個性的なヒロインたちが物語を彩ります。各ヒロインもまた、特有の背景を持ち、物語の中で彼らの過去や現在が明かされていきます。
舞台とイベント
本作では多様な舞台が用意されており、1日の行先を選ぶことでストーリーが展開されます。教会や診療所、倉町の温泉地など、選択肢に応じて各ヒロインに関連したイベントが発生します。視覚的にも魅力的で、プレイヤーはヒロインとのかかわりを楽しみながら進められます。
音楽面では、ゲームにはオリジナルの
サウンドトラックが存在しており、その質の高さが評価されています。さらに、このゲームは
OVA化もされており、全2巻の18禁
OVAがリリースされています。
OVAでは、キャラクターの魅力がより際立つ演出がなされており、ファンにとっては見逃せない商品となっています。
このように、『flutter of birdsII 〜天使たちの翼〜』は、前作の要素を引き継ぎつつ新しい舞台とキャラクターを通じて、プレイヤーに新たな体験を提供する
アダルトゲームであり、その内容には多くの魅力が詰まっています。