Free Software Foundation Latin America

Free Software Foundation Latin America (FSFLA) について

Free Software Foundation Latin America（FSFLA）は、フリーソフトウェア財団（FSF）のラテンアメリカにおける姉妹団体として、2005年11月23日にアルゼンチンのロサリオで設立されました。スペイン語では「Fundación Software Libre América Latina」、ポルトガル語では「Fundação Software Livre América Latina」と表記されます。

FSFLAは、Free Software Foundation Europe（FSFE）やFree Software Foundation of India（FSF India）に続く、FSFにとって4番目の姉妹団体です。この組織は、ラテンアメリカ地域におけるフリーソフトウェアの普及と発展を主な目的として活動しています。

設立と初期の組織構成

FSFLAの設立総会では、以下の役員が選出されました。

代表：フェデリコ・ハインツ
書記：アレシャンドリ・オリヴァ
会計：ベアトリス・ブサニチェ

また、執行委員会（Administrative Council）は、以下のメンバーで構成されました。

エンリケ・A・チャパーロ
マリオ・M・ボニーリャ
フェルナンダ・G・ヴァイデン
フアン・ホセ・シャルランテ

組織の変遷

2006年には、ベアトリス、エンリケ、フェデリコ、フアン、マリオの各氏が委員を退任し、その後、原指導部が現在の形に再編されました。この再編では、委員会監査役（Observer of the Council）という新しい役職が設けられ、他の自由ソフトウェアコミュニティの重要人物が参加し、委員会の監査や助言を行うことが可能になりました。

現在の委員

現在の委員会メンバーは以下の通りです。

アレシャンドリ・オリヴァ
アンドレス・リカルド・カステルブランコ
エハル・デ・ヘスス・ガルシア・カリーリョ
オクタビオ・ロッセル
オスカル・バレンスエラ
J・エステバン・サアベドラ・L
ルイス・アルベルト・グスマン・ガルシア
キリロ・オルドニェス
トマス・ソラル・カストロ

現在の委員会オブザーバー

委員会集団のオブザーバーは以下のメンバーで構成されています。

リチャード・ストールマン
ゲオルク・グレーフェ（Free Software Foundation Europe元代表）
アドリアノ・ラファエル・ゴメス
フランコ・イアコメーリャ
アレハンドロ・フォレロ・クエルボ
アルバロ・フエンテス (kronox)
アナウアク・デ・パウラ・ヒル
クリスティアーノ・アンデルソン
エデル・L・マルケス
エルキン・ボテロ
J・エステバン・サアベドラ・L
ファビアンネ・バルベディ
フェリペ・アウグスト・ファン・デ・ウィエル
ナーガールジュナ・G（Free Software Foundation of India議長）
グラウベル・デ・オリベイラ・コスタ
グスタボ・スベルスト・バルビエリ
エンリケ・デ・アンドラージ
アロルド・リバス
ハンセン・セナ
マルセロ・スニノ
マリオ・M・ボニーリャ
ダニエル・ユクラ
新部裕
ベアトリス・ブサニチェ
オクタビオ・H・ルイス・セルベラ
オマル・カミンスキー
ロベルト・サロモン

プロジェクト

FSFLAは、以下のプロジェクトを推進しています。

Linux-libre：バイナリブロブを排除したLinuxカーネルを作成するプロジェクト。

まとめ

FSFLAは、ラテンアメリカ地域におけるフリーソフトウェアの普及と発展において重要な役割を果たしています。多様なバックグラウンドを持つメンバーが協力し、地域社会における自由なソフトウェアの推進に取り組んでいます。設立から現在に至るまでの組織の変遷と、様々なプロジェクトへの取り組みを通して、FSFLAはフリーソフトウェアコミュニティの発展に大きく貢献しています。

外部リンク

公式ウェブサイト
Congratulations, it is an FSF! - 設立についてのゲオルク・グレーフェのブログエントリ。

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