GAIA (Janne Da Arcのアルバム)

Janne Da Arcのメジャー3枚目となるオリジナルアルバム『GAIA』は、2002年1月23日にmotorodレーベルからリリースされました。このアルバムは、バンドが掲げた「勢いだけでなく、音楽的に洗練されたものを作ろう」というコンセプトを体現しており、その徹底した研究と高い音楽性が評価されています。

アルバムには、9thシングル「seed」から11thシングル「feel the wind」までの3曲のシングル曲と、新曲9曲を含む全12曲が収録されています。特筆すべきは、これらのシングル曲が全てアルバムバージョンとして収録されている点です。タイトル表記に変更はありませんが、新たなアレンジが施され、アルバム全体の統一感を高めています。

『GAIA』は、Janne Da Arcにとって初のオリコンチャートTOP10入りを達成した作品としても重要な意味を持ちます。このアルバムの発売後、リカットシングル「Rainy 〜愛の調べ〜」を除く全てのシングルとアルバムがTOP10入りを果たし、バンドの人気と実力を不動のものとしました。

アルバムの収録曲は以下の通りです。

1. GAIA
- アルバムの表題曲で、yasuが作詞、youとyasuが作曲を担当。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが共同で行っています。
2. セル
- yasuとkiyoが作詞、kiyoが作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
3. sister
- yasuが作詞・作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
4. feel the wind
- 11thシングルの表題曲。yasuが作詞・作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。ストリングスアレンジは村山達哉が担当。シングルバージョンとは異なり、フェードアウトせずに完奏するアルバムバージョンで収録されています。
5. curse
- yasuが作詞、kiyoが作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
6. GUILTY PAIN
- yasuが作詞、ka-yuが作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
7. ZERO
- you作曲のインストゥルメンタル曲です。
8. still
- yasuが作詞・作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
9. AGE
- yasuとkiyoが作詞、kiyoが作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
10. seed
- 9thシングルの表題曲。yasuが作詞・作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
11. Plastic
- yasuが作詞、youが作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。
12. シルビア
- 10thシングルの表題曲。yasuが作詞、youとyasuが作曲。編曲はJanne Da Arcと岡野ハジメが担当。ストリングスアレンジは村山達哉が担当。


『GAIA』には、Janne Da Arcのメンバー全員に加え、以下のミュージシャンが参加しています。

Janne Da Arc
yasu：Vocal
you：Guitar
ka-yu：Bass
kiyo：Keyboards
shuji：Drums
Additional Musician
岡野ハジメ：Fretless Bass (#1)、Sampler (#2)、Chorus (#8)、Percussion (#9,11)
* 桐山村山ストリングス：Strings (#4,12)

『GAIA』は、Janne Da Arcの音楽的進化を示す重要な作品であり、その後の活躍を決定づけるターニングポイントとなりました。このアルバムを通じて、バンドは単なるヴィジュアル系ロックバンドにとどまらず、高度な演奏力と緻密な楽曲構成を持つ、唯一無二の存在であることを証明しました。

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