GARURU RECORDS

GARURU RECORDS：矢沢永吉が率いる独立系レーベル

GARURU RECORDSは、日本のミュージシャン、矢沢永吉によって2008年に設立された独立系のレコードレーベルです。長年に渡りメジャーレーベルであるEMIミュージック・ジャパン（現ユニバーサルミュージック）に所属していた矢沢永吉が、同社との契約終了後、自らの手でレーベルを立ち上げました。

GARURU RECORDSの大きな特徴は、レコード制作だけでなく、販売までを自社で行っている点です。一般的なレコードレーベルは、販売を専門の会社に委託することが多いですが、GARURU RECORDSは、その過程も自社で管理しています。このため、すべてのCDショップでGARURU RECORDSの作品が取り扱われているとは限りません。規模の小さな店舗では、取り扱いがされていない可能性も考慮する必要があります。

2008年4月23日、レーベル設立後最初の作品として、矢沢永吉のライブ映像作品『The Real Eikichi Yazawa 100times in Budokan』をDVDとBlu-rayでリリース。これは、GARURU RECORDSの活動の始まりを告げる重要な作品となりました。

その後、2009年1月30日には、過去にEMIミュージック・ジャパンから発売された矢沢永吉のリミックスアルバム6作品『YOUR SONGS1～6』を再発。さらに、EMIミュージック・ジャパンおよびワーナーミュージック・ジャパン在籍時に発表された矢沢永吉のオリジナルアルバムを、紙ジャケット仕様で順次再発するなど、精力的な活動を展開しました。ただし、ライブアルバムなど、再発されていない作品も存在します。

2012年には、カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営するTSUTAYA onlineにおいて、オーダーメイドDVDの第一弾アーティストとして矢沢永吉が選ばれ、GARURU RECORDSの作品もこのサービスを通じて提供されました。

所属アーティスト

GARURU RECORDSの中核を担うのは、言うまでもなく矢沢永吉です。2009年の『YOUR SONGS1～6』の再発を皮切りに、1980年代以降に発表されたCDや映像作品（一部を除く）の再発盤、そしてレーベル設立以降に発表された矢沢永吉のすべての新作が、GARURU RECORDSからリリースされています。

また、矢沢永吉の妹である矢沢洋子も所属アーティストとして活動しています。ソロ活動に加え、2016年からは自身がボーカルを務めるバンド「PIGGY BANKS」としても活動し、GARURU RECORDSから作品を発表しています。

まとめ

GARURU RECORDSは、アーティスト主導で運営される独立系レーベルとして、既存の音楽業界の枠にとらわれない独自のスタイルで活動を続けています。矢沢永吉の音楽活動の基盤としてだけでなく、新たな音楽表現の可能性を示す存在として、今後も注目を集め続けるレーベルと言えるでしょう。その活動は、メジャーレーベルとは異なる独自性と、アーティストの強い意志が感じられる点に魅力があります。

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