GAUZE-62045-

Dir en greyのPV集『GAUZE-62045-』は、1999年11月17日にVHS、2000年4月19日にDVDで発売されました。この作品は、1999年7月28日にリリースされたメジャー1stアルバム『GAUZE』に収録されている全13曲のPVを収録した、ファン必見の映像作品です。

収録されているPVは以下の通りです。

GAUZE -mode of adam-：オープニングインスト曲
Schweinの椅子
ゆらめき：3枚同時発売された1stシングルの一つ。イタリアの教会でロケが行われました。
raison detre：メンバーと全裸の女性との絡みが描かれています。
304号室、白死の桜：廃墟のような病院を舞台に、メンバー全員が白衣姿で出演しています。
Cage：4thシングル。グロテスクな内容が含まれており、PVに登場する女性が手にしているのは赤子の心臓です。
蜜と唾
mazohyst of decadence：人工妊娠中絶をテーマにしているため、メジャー流通において規制がかかり、検閲されました。無修正バージョンは、2005年発売のPV集『AVERAGE PSYCHO』に収録されています。
予感：5thシングル。『ポップジャム』に出演した際、京が爆笑問題に「この衣装は、僕と僕の母親とで作りました」と冗談を言っていました。
MASK：ライブ映像をベースに、モノクロの映像や写真、新聞記事などがコラージュされた内容となっています。
残-ZAN-：2ndシングル。グロテスクな表現のため、報道規制がかけられました。
アクロの丘：3rdシングル。撮影は「ゆらめき」同様、イタリアで行われました。
* GAUZE -mode of eve-：エンディングインスト曲

このPV集は、初期Dir en greyの独特な世界観を映像で体験できる貴重な作品です。グロテスクな表現や、メッセージ性の強いテーマを扱ったPVも多く、Dir en greyの音楽性を深く理解する上で欠かせません。また、メンバーの若々しい姿や、ユーモラスな一面も見ることができ、ファンにとっては見逃せない内容となっています。

特に「mazohyst of decadence」は、その過激な内容から検閲を受けたことでも知られています。問題提起するようなDir en greyの姿勢が垣間見える作品と言えるでしょう。「予感」のPVにまつわる京のエピソードも、彼らの意外な一面を知ることができる興味深いエピソードです。

『GAUZE-62045-』は、Dir en greyの初期の魅力を凝縮した、ファン必携のPV集です。

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