GIGABYTE

概要

GIGABYTE（ギガバイト、技嘉科技股份有限公司）は、1986年に設立された台湾のパソコン・周辺機器メーカーです。本社を台湾・新北市に置き、法人市場と個人市場の両方に向けて、コンピュータ製品の開発・製造・販売をグローバルに展開しています。

特に、マザーボード、グラフィックカード、ノートパソコンを主力製品としており、ゲーミングPC市場では「AORUS GAMING」ブランドを、クリエイター市場では「AERO」ブランドを確立しています。2017年頃からは、LED機能を搭載したゲーミングPC「AORUS」シリーズを、2019年にはクリエイター向けノートPCブランド「AERO」から世界初の有機ELノートPCを発売するなど、常に最先端の技術を追求しています。

製品

マザーボード

GIGABYTEのマザーボードは、日本国内ではASUS、ASRock、MSIに次ぐ第4位のシェアを誇っています。過去には、2003年から2005年にかけてトップシェアを獲得した実績もあります。海外市場ではASUSに次ぐ第2位のシェアを持ち、その品質と性能は高く評価されています。

また、富士通などの大手メーカー向けにパソコンやサーバー用マザーボードのOEM生産も手がけています。2016年2月には、業界初となる「購入後6ヶ月以内のソケットピン折れ保証」付き製品を発売し、ユーザーからの信頼をさらに高めています。

グラフィックカード

GIGABYTEのグラフィックカードは、NVIDIAとAMDのGPUを採用し、優れた冷却性能と耐久性を特徴としています。独自の「WINDFORCEクーリングシステム」は、オーバークロックや高負荷時でも安定した動作を実現します。また、「Ultra Durable VGA」という独自のコンポーネント基準を設け、高品質なコンデンサーなどの部品を採用することで、製品の寿命と耐久性を向上させています。

日本国内でのシェアはMSI、ASUS、玄人志向に次ぐ第4位となっています。

ノートパソコン

GIGABYTEは、プロeスポーツチーム向けに開発された「AORUS」ノートパソコンで市場に参入し、その後プロのクリエイターをターゲットとした「AERO」シリーズを投入しました。特に「AERO」シリーズは、日本のクリエイターからも高い評価を得ており、ハイエンドノートパソコン市場で高いシェアを誇っています。

液晶ディスプレイ

2019年からは液晶ディスプレイの販売にも力を入れており、特にゲーマー向け製品に注力しています。高リフレッシュレート、HDRサポート、QHDや4Kといった高解像度パネルの採用、ゲーマー向け機能などを搭載した製品を提供しています。ゲーミングブランド「AORUS」では、アクティブノイズキャンセリングマイクやHiFiサウンド対応のDACを搭載するなど、付加価値の高い製品を販売しています。

その他、電源ユニット（PSU）、キーボード、マウス、CPUクーラーなどの周辺機器も幅広く展開しています。

AORUS4U.com

「AORUS4U.com」は、GIGABYTE製品の購入特典キャンペーンや会員限定グッズのプレゼント情報、店頭では入手できない製品情報を掲載する情報サイトです。自作パソコンや周辺機器の選び方に関する初心者向けコラムも掲載されており、ユーザーサポートの役割も担っています。

ギガバイ子

日本におけるGIGABYTEのイメージキャラクターは、瑠沢るか氏がデザインした「ギガバイ子」です。元々は、GIGABYTEがパソコンパーツを販売するショップで配布していた小冊子のキャラクターとして誕生しました。当初は「ギガボーイ」も提案されましたが、採用は見送られました。

製品パッケージやブログなどで展開されていましたが、2011年1月にRMAセンターの移転とショールーム閉鎖に伴い、ブログの更新は停止し、活動もほとんどなくなりました。

2014年には、「ギガバイ子10周年記念本 電脳仙女」が発行され、その後はクリエイターズスタンプやキャンペーンの景品としても活用されています。

外部リンク

GIGABYTE
日本ギガバイト
GIGABYTE Japan (@GIGABYTE_News) - X（旧Twitter）
AORUS (JP) (@AORUS_JP) - X（旧Twitter）
* AORUS4U

もう一度検索