GNOME Foundation

GNOME Foundation（グノーム・ファウンデーション）は、GNOMEプロジェクトの運営を担う非営利団体です。アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置いています。GNOME財団と表記されることもあります。

目的

GNOME Foundationは、GNOMEプロジェクトを推進し、完全に自由なソフトウェアで構成された汎用コンピューティングプラットフォームを実現することを使命としています。具体的には、GNOMEリリースのための調整役として、どのプロジェクトがGNOMEの一部となるかを決定する重要な役割を担っています。また、GNOMEプロジェクトの広報活動も行っており、報道関係者やGNOMEソフトウェアに関心のある組織への対応を担当しています。さらに、GNOMEソフトウェアに関する教育資料やドキュメントの作成も重要な活動の一つです。

国際的な活動も活発で、GNOMEに関する国際会議（GUADECやBoston Summitなど）を主催しています。他の国際会議にもGNOME代表として参加し、プロジェクトのための規格策定を支援し、GNOMEソフトウェアの開発と利用促進に貢献しています。

運営

2008年7月時点では、Stormy Petersが代表を務めていました。

評議委員会

評議委員会のメンバーは、GNOME Foundation Election Committeeによって毎年選出されます。2008年1月時点では、Brian Cameron、Behdad Esfahbod、John Palmieri、Lucas Rocha、Vincent Untz、Luis Villa、Jeff Waughが委員を務めていました。

著名な元委員

過去には、以下の著名な人物が評議委員を務めていました。

ナット・フリードマン (2001–2003) - Ximian共同創設者
ミゲル・デ・イカザ (2000–2002) - Ximian共同創設者
Jim Gettys (2000–2002) - X Window System の古参開発者の一人
Havoc Pennington (2000–2001) - freedesktop.orgの創設者

会員資格

GNOMEプロジェクトに貢献したすべての開発者や関係者は会員資格を持つことができます。会員は評議委員会に立候補する権利を持ち、評議委員の選挙で投票することができます。また、会員全員による投票を求めることも可能です。

諮問委員会

諮問委員会は、GNOMEプロジェクトや評議委員会と緊密な連携を希望する企業や組織で構成されています。諮問委員会に参加するためには、年間5,000ドルから10,000ドルの会費を支払うか、非営利団体として招待される必要があります。

2008年時点では、Canonical Ltd、Debian、IBM、Mozilla Foundation、ノキア、ノベル、レッドハット、サン・マイクロシステムズなどの企業や団体が諮問委員会に参加していました。

脚注

[//]: # (脚注があればここに追記)

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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