GOING STEADY

GOING STEADY (ゴイステ)

GOING STEADYは、1990年代後半から2000年代初頭にかけて活動した、日本の4人組パンク・ロックバンドです。通称「ゴイステ」の名で親しまれ、青春の焦燥感や希望をストレートに表現した歌詞と、エネルギッシュなライブパフォーマンスで、多くの若者を魅了しました。2003年に惜しまれながらも解散しましたが、その音楽は今もなお色褪せることなく、日本のパンクシーンに大きな影響を与え続けています。

メンバー

ミネタカズノブ (峯田和伸)：ボーカル、ギター、シンセサイザー担当。作詞作曲も担当し、GOING STEADYの音楽を牽引しました。解散後は銀杏BOYZを結成し、ソロ活動も行っています。
アサイタケオ (浅井威雄)：ギター、コーラス担当。GOING STEADYの楽曲に、力強いギターサウンドを加えました。解散後はNIAを結成。
アビコシンヤ (安孫子真哉)：ベース、鉄琴担当。楽曲の土台を支え、独特なメロディを奏でました。解散後は銀杏BOYZに参加。
ムライマモル (村井守)：ドラム、叫び担当。激しいドラムプレイと独特のパフォーマンスで、ライブを盛り上げました。解散後は銀杏BOYZに参加。

経歴

1996年、ミネタを中心にバンドの母体が結成されます。バンド名は、メンバーが敬愛するパンクバンド、バズコックスのベストアルバム『SINGLES GOING STEADY』に由来します。

1997年にアビコシンヤが加入し、高円寺GEARで初ライブを行います。

1998年、初のデモテープを制作。TV-FREAK RECORDSのプロデューサー、YOUNG PUNCH福井の目に留まり、VA「TV-FREAK A GO GO2」に参加。同時期にムライマモルが加入し、アサイがギターに転向します。

1999年、東京-名古屋-大阪でのTV-FREAK NIGHTにトップバッターとして出演し、各地で1000人以上の観客を魅了。春には、YOUNG PUNCH “Baby world TOUR”に同行し、初の全国ツアーを敢行。これにより、GOING STEADYの名は全国のパンク／スカ・パンクファンに広く知られるようになります。6月には初の単独音源となる1stシングル「YOU＆I」を発売し、1ヶ月で1万枚を超えるヒットを記録。同年夏以降、ライブ活動を精力的に行います。

2000年1月、アルバムレコ発ツアー（東名阪クアトロ）を敢行し、全公演ソールドアウト。3月には初の全国単独ツアー“YOUTH ATTACK ”を行います。夏には“that’s summer feeling 2000”と題した全17カ所のサマーツアーを開催。夏には長崎スカイジャンボリー、ライジングサンロックフェスに出演。8月にはシングル「星に願いを」を発売します。

2001年3月からツアー「アホンダラ珍道中.春」を開始。4月には限定シングル「東京少年」を発売。5月には代々木公園野外ステージにてフリーライブ「東京初期衝動」を開催し、5000人以上の観客を集めます。7月には2ndアルバム「さくらの唄」をリリースし、全国ツアー「全日本初期衝動2001」を敢行。各地でソールドアウトが続出します。

2002年3月、HOLiDAYSとのスプリットCDを発売し、東名阪クアトロツアーを行います。4月にはグリーン・デイのJAPANツアーにMONGOL800と参加。6月にはJAPAN CIRCUITに出演。シングル「童貞ソー・ヤング」をリリースし、オリコン3位を記録。夏にはFUJI ROCK FES02、RISING SUN ROCKFES02などの大型ロックフェスに多数出演。12月には自身のレーベル「初恋妄℃学園」を設立し、シングル「若者たち/夜王子と月の姫」をリリースします。

2003年1月、全国ツアースタート直前に突然の解散を発表。4月には最後の音源「青春時代」と、公式記録映像作品「君と僕とBEEの BEAT★戦争」をリリースし、その活動に幕を閉じました。

解散後

解散後、ミネタ、安孫子、村井は銀杏BOYZに加入し、浅井はNIAを結成。初恋妄℃学園は銀杏BOYZに引き継がれました。

ディスコグラフィ

シングル
You & I（1999年）
星に願いを（2000年）
東京少年（2001年）
HOLiDAYS & GOING STEADY（2002年）
童貞ソー・ヤング（2002年）
若者たち/夜王子と月の姫（2002年）
青春時代（2003年）
スタジオ・アルバム
BOYS&GIRLS（1999年）
* さくらの唄（2001年）

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