MONGOL800

MONGOL800（モンゴルはっぴゃく）

概要

MONGOL800は、日本を代表するロックバンドとして1998年に沖縄で結成されました。略称は「モンパチ」として知られています。このバンドは、青春パンクにカテゴライズされることもありますが、沖縄出身であるため、特に沖縄の文化や生活と深い関連があります。

バンド名の由来は特に深い意味がなく、ギター担当の儀間が思いついた言葉「モンゴル800」をそのまま冠しました。この名前は、実際のモンゴルやその文化とは無関係です。2001年にリリースしたアルバム『MESSAGE』は、オリコンチャートで首位を獲得し、インディーズアーティストとして280万枚以上のセールスを記録しました。これは、日本のスリーピースバンドのアルバムとしても最高の成績です。

メンバー

現在のメンバーは以下の通りです。

- 上江洌清作（ボーカル、ベース） - 沖縄国際大学卒。
- 髙里悟（ドラムス、ボーカル） - 四国大学卒業。釣りが趣味で特任教授も務めています。
- Kuboty（ギター、ボーカル） - 元TOTALFATのメンバーです。
- Seasir（トランペット担当） - 現DOBERMANのメンバー。
- Nari（サックス担当） - 現SCAFULL KINGのメンバー。

元メンバーには、儀間崇がいますが、体調不良により2019年に脱退しました。

音楽性

MONGOL800は、シンプルなエレキギター、ベース、ドラムで構成された音楽スタイルを持ち、リスナーを退屈させない魅力があります。ライブパフォーマンスを大切にし、それを通じて観客とのコミュニケーションを積極的に図っています。特に「琉球愛歌」や「矛盾の上に咲く花」など、地元沖縄をテーマにした楽曲が多く、故郷への愛を表現しています。

活動のスタンス

このバンドは活動の拠点として故郷沖縄を選び、作品発表やライブを優先し、メディアへの露出については控えめです。『MESSAGE』がヒットした際、多くの取材依頼があったものの、精神的負担を考慮しほとんどを断っていました。結果、「ロック界最強のマイペース」とも言われるスタイルを確立しました。

来歴

MONGOL800は、結成初期からオリジナル楽曲の制作に取り組む中で実力を磨き上げ、『GO ON AS YOU ARE』という1stアルバムで地元沖縄の若者たちに広く知られました。その後、全国的なブレイクを遂げるきっかけとなるアーティスト活動を続け、さまざまなフェスに出演します。さらに、2004年に行った全国ツアーに続いて、2009年の武道館ライブなど、数多くの主催イベントを展開してきました。彼らの音楽は、時には沖縄の米軍基地問題をテーマにすることもあり、社会問題に対しても独自の視点から表現しています。これにより、世代を超えたファン層を獲得しました。

ディスコグラフィ

これまで数々のアルバムやシングルをリリースし、音楽シーンでの地位を確立しています。特に、結成から10年が経過する際にリリースされた『eight-hundreds』は重要な作品として位置づけられ、活動の再出発を象徴しています。

今後も彼らの音楽活動に期待が高まります。MONGOL800は、沖縄の文化を背景に持ちながら、独自のロックサウンドで多くの人々に感動を与え続けています。

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