GOiNG TO DESTRUCTiON

アルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』の概要

BiSHの「GOiNG TO DESTRUCTiON」は、彼らの主要な4枚目のオリジナルアルバムであり、通算7作目の作品です。このアルバムは2021年8月4日にavex traxからリリースされ、ファンの期待を一身に集めました。

アルバムリリースに先立ち、2021年5月25日にその情報が発表され、この作品は前作「CARROTS and STiCKS」から約2年1か月ぶりの新しいオリジナルアルバムとなります。また、3.5枚目として位置づけられた「LETTERS」からも約一年の間隔が開きました。アルバムには、すでに配信されているシングル曲が4曲含まれ、全14曲が収められています。

特筆すべきは、アルバム名にちなんだ特別盤「破壊盤」のリリースが発表されたことです。この特別盤には、メンバーの直筆サインが施されていて、ファンにとって特別な価値があります。アルバムの制作過程を映した動画も8月4日に公開され、ファンとのカジュアルなつながりも意識された形となっています。

2021年6月28日には「TOKYO BiSH SHiNE 7」というイベントが告知され、この際にアルバムの詳細も発表されるなど、盛り上がる展開が続きました。

アルバムの内容

このアルバムはCDで4バージョンが販売され、通常版のCDには既発のシングル「STORY OF DUTY」「STAR」「ZENSHiN ZENREi」「in case…」に加えて、新曲が9曲収められています。破壊盤は、通常版にメンバーのサインが入った特注ケースで、さらにひび割れの加工が施され、ユニークなデザインが特徴です。

また、DVD盤や初回限定Blu-ray版には、2021年にMTVで放送された「MTV Unplugged: BiSH」の映像も収録されています。他にも、既に公開されたシングルのミュージックビデオや、初回生産限定版Blu-rayには特別なオーディオコメンタリーが含まれ、さらに100ページに及ぶ撮り下ろしフォトブックも付属しています。

チャート成績

アルバムはリリース初週に4.5万枚を売り上げ、オリコンの週間アルバムランキングで前の2作品に続き、見事3作品連続での1位獲得を達成しました。この結果は、BiSHの人気の高さや、音楽シーンにおける存在感を示すものです。

タイアップと収録曲

アルバムに収録されている曲の中には、さまざまなタイアップが含まれています。「STORY OF DUTY」はゲームアプリ「Call of Duty: Mobile」のタイアップソングとして使用されており、他にもドラマやアニメ、映画の主題歌として採用される楽曲も多く、幅広いリスナーにアピールしています。

参加メンバーとして、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dの6人が名を連ねており、それぞれがボーカルや作詞を担当しています。これらのメンバーの個性的な声と表現力が、このアルバムをさらに魅力的なものにしています。

ビジュアルや楽曲にこだわりを持ったこのアルバムは、BiSHの新たな一歩を示す重要な作品となっており、ファンの間で高い評価を受けています。

もう一度検索