GUILTY GEARシリーズ

GUILTY GEARシリーズとは

『GUILTY GEAR』シリーズは、アークシステムワークスが1998年から展開している対戦格闘ゲームです。略称は「ギルティ」「GG」など。

既存の格闘ゲームとは一線を画し、架空の超人たちが派手に闘うというコンセプトで企画されました。その世界観は漫画『バスタード』から影響を受け、キャラクターを前面に押し出したファンタジー系の世界観、派手なビジュアル、コンボシステム、ハードロック・メロディックスピードメタル風のサウンドなどが特徴です。

物語は、「魔法の理論化により発生した紛争から生み出された生命体『ギア』を巡る多くの人々の戦い」を一貫して描いています。開発のトップである石渡太輔は、システム・シナリオ・デザイン・BGM・ボイスキャストと、ゲームの大部分に関わっています。そのため、キャラクター名や技名には、石渡の趣味であるハードロックやヘヴィメタルのバンド名やプレイヤー名に由来するものが多いです。

シリーズの歴史

1998年: 第1作『GUILTY GEAR』がPlayStationで発売
2000年: 第2作『GUILTY GEAR X』がアーケードで稼働
2002年: 第3作『GUILTY GEAR XX』発売。以降、マイナーチェンジ版が多数発売
2007年: 対戦格闘ゲームから脱却した『GUILTY GEAR 2 OVERTURE』発売。3Dアクションゲームとリアルタイムストラテジーを融合させた「メーレーアクション」という新ジャンルを確立
2014年: 『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』がアーケードで稼働。ステージ背景やキャラクターが3Dに一新
2021年: 『GUILTY GEAR -STRIVE-』発売。本作でソルの一連の物語が完結

本シリーズは日本国外にも輸出されており、その際の音声は日本語、音楽も原曲のままです。ただし、韓国版では音声が韓国語になっているなど、ローカライズが行われている場合があります。

格闘ゲームとしての特徴

数多くの特殊なシステムを持ち、それらを駆使することで自由度の高い攻防を展開できます。しかし、システムの把握に時間がかかるため、2D対戦格闘ゲーム初心者にとってはハードルが高いことでも知られています。

牽制技で主導権を取り合う「差し合い」よりも、攻めることに重点が置かれている点が大きな特徴です。特に、相手の起き上がりを攻める「起き攻め」が顕著で、起き攻めのパターンが非常に豊富かつ強力。一度の起き攻めで体力の半分以上を奪うことも可能です。

シリーズ一覧

GUILTY GEAR（PS・PS3・PS4・PSP・PS Vita・Switch）
GUILTY GEAR X（AC・DC・PC）
GUILTY GEAR X ver1,5（AC）
GUILTY GEAR X PLUS（PS2）
GUILTY GEAR X ADVANCE EDITION（GBA）
GUILTY GEAR XX（AC・PS2）
GUILTY GEAR XX #RELOAD（AC・PS2・Xbox・PSP・PC）
GUILTY GEAR XX SLASH（AC・PS2）
GUILTY GEAR XX Λ CORE（AC・PS2・Wii）
GUILTY GEAR XX Λ CORE PLUS（PS2・PSP・PS3・Xbox 360）
GUILTY GEAR XX Λ CORE PLUS R（AC・PS Vita・PC・Switch）
GUILTY GEAR ISUKA（AC・Xbox・PS2・PC）
GUILTY GEAR 2 OVERTURE（Xbox 360・PC）
GUILTY GEAR Xrd -SIGN-（AC・PS3・PS4・PC）
GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-（AC・PS4・PC）
GUILTY GEAR Xrd REV 2（AC・PS4・PC）
GUILTY GEAR -STRIVE- (GUILTY GEAR 3)（AC・PS4・PS5・Xbox One・XSX/S・PC）
GUILTY GEAR PETIT（WS）
ギルティギア プチ2（WS）
GUILTY GEAR JUDGMENT（PSP）
GUILTY GEAR Dust Strikers（DS）

複数機種に移植されている作品は、単なる移植ではなくモード追加などが行われている場合が多いです。

関連作品

ゲーム本編の人気を受け、ドラマCD、漫画、小説など、様々なメディアミックス展開が行われています。

サウンドトラック

数多くのサウンドトラックが発売されており、ゲーム音楽ファンからも高い評価を得ています。石渡太輔自身が手掛ける楽曲は、ハードロック・ヘヴィメタルを基調とした熱いサウンドが特徴です。

小説

ファミ通文庫から『ギルティギアゼクス 白銀の迅雷』『ギルティギアゼクス 胡蝶と疾風』が刊行されています。著者は海法紀光、挿絵は石渡太輔が担当。本編に関わるストーリーが描かれています。

漫画

講談社の月刊誌『月刊マガジンZ』で『ギルティギアXTRA』が連載されました。原作は海法紀光、漫画は隈井章二が担当。漫画版オリジナルキャラクターが登場します。

ドラマCD

『ギルティギアゼクス ドラマCD Vol.1～2』『ギルティギア イグゼクス ドラマCD RED, BLACK（紅い戦い）』など、複数のドラマCDが発売されています。シナリオは海法紀光が担当。

アニメーション

PS2版『GUILTY GEAR X+』限定版には、約5分間のアニメーションが収録されています。また、2024年にはTVアニメ化が決定しました。

関連項目

サイエンス・[[ファンタジー]]
* ダーク・[[ファンタジー]]

もう一度検索