GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079

GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079

『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』は、1996年にバンダイによって発売された戦術リアルタイムシミュレーションゲームです。本作はPIPIN @ およびWindows 95用に開発され、2001年には復刻版がリリースされました。このゲームは、アニメ『機動戦士ガンダム』の「一年戦争」を舞台にしており、プレイヤーは地球連邦軍またはジオン公国軍の艦長として艦隊を指揮し、戦闘に挑むことになります。

ゲームの基本システム

本作は、艦隊を効果的に運用するための戦術的な要素が組み込まれており、特に空母ゲームに近い戦闘スタイルが特徴です。プレイヤーは、自艦の移動や砲撃、そして所属するモビルスーツ(MS)への戦術指示を行いますが、ステージによっては他の艦への指示も必要となります。ゲームの進行は歴史に基づいており、プレイヤーは勝敗ではなく、自身の成績に基づいて次のミッションを選ぶことができます。また、最終面およびエンディングは両陣営を合わせて6つが用意されており、プレイヤーの選択次第で異なる展開が楽しめます。

配属先とルート

ゲームでは、プレイヤーは地球連邦軍またはジオン公国軍のいずれかに配属され、各陣営において異なる3つのルートが設けられています。たとえば、地球連邦軍ではサイド7配属やルナツー配属ルートがあり、それぞれ異なる任務が与えられます。同様に、ジオン公国軍でもグラナダやソロモンへの配属ルートが存在し、任務内容が異なるため、プレイの幅が広がります。

任務の達成度と評価

プレイヤーは、ミッション開始時に司令部から指示を受け、その任務を達成することで評価されます。ただし、任務を達成できなくても自艦が沈没しない限りゲームオーバーにはならず、柔軟なプレイが可能です。評価は敵艦の撃沈や味方艦の沈没などの要素に基づき、成功した場合には次のステップとして新たなMSの補充が行われます。

パイロットの成長

パイロットは任務の達成や戦闘によって経験値を獲得し、階級や能力を向上させることができます。階級は5種類に分類され、パイロットの能力には操縦能力、射撃能力、回避能力、作戦能力、NTレベルがあり、これらの能力を駆使して戦場を勝ち抜いていくことが求められます。

索敵とミノフスキー粒子

ゲームでは、索敵が非常に重要な要素となります。索敵方法には通常レーダー、熱線レーダー、目視の3種類があり、それぞれ特性が異なります。特にミノフスキー粒子の影響を受けた地域では識別が難しく、戦闘計画に工夫が必要です。

登場メカと艦船

『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』には多様なメカが登場します。地球連邦軍では、ホワイトベースやサラミス、ジオン公国軍ではザンジバルやムサイなどが主要艦となります。また、モビルスーツではジムやザク、ガンダムなど、さまざまな機体が登場し、プレイヤーの戦略に応じて選択できます。

このように、プレイヤーに戦略的思考を促す内容となっている『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』は、シミュレーションゲームファンにはたまらない魅力を持っています。

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