Galla

Galla

Galla（ガラ）は、1995年に結成された日本のロックバンドです。ソフトヴィジュアル系に分類され、エイベックスに所属していました。バンドは「今世紀最後のヴィジュアル系」というキャッチフレーズを掲げていました。結成当初は「GALA」という名義でしたが、エイベックスと契約した際に「Galla」に改名しています。

バンドの歩み

バンドはインディーズ時代、1996年にはZI:KILLのEBYがプロデュースを手掛けたオムニバスCD『Emergency Express 1996』に参加し、注目を集めます。そして、1998年6月10日に1stシングル『罪に罰を』をリリースし、メジャーデビューを果たしました。

その後、精力的に楽曲を発表していきます。同年9月9日には2ndシングル『奇蹟の薔薇』をリリース。この楽曲はフジテレビ系アニメ『頭文字D（1st Stage）』のエンディングテーマとして広く知られることとなり、バンドの代表曲の一つとなりました。同年11月6日には3rdシングル『シグナル』を発表。

翌1999年に入ると、1月13日に待望の1stアルバム『WORDS FROM MIND』をリリース。さらに、同年5月12日には4thシングル『フェロミスト』を発表し、この楽曲はアサヒ飲料「三ツ矢サイダー」のCMソングに起用され、お茶の間にも彼らのサウンドが届けられました。同年8月11日リリースの5thシングル『ナツノカケラ』は、日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』のエンディングテーマとして使用されています。

1999年11月10日には6thシングル『キミがいる』をリリース。この曲は、以前に引き続き『頭文字D』シリーズの『Second Stage』エンディングテーマとなり、再びアニメファンからの支持を得ました。同年12月8日には、2ndアルバム『PARA-LIFE』を発表し、活動のピークを迎えます。

しかし、2000年10月4日にリリースされた7thシングル『HEARTS』がバンドにとって最後の作品となり、同年11月をもってGallaは一度解散することとなりました。

再結成と活動終了

最初の解散から約12年の時を経た2012年12月7日、かつてのギタリスト田中雄二が率いるバンドKOHAKのライブに、ベーシストの篠田達也がサポートとして参加し、さらにボーカリストの麻田響也がゲストボーカルとして出演。このステージでGallaの楽曲が演奏されたことを機に、サプライズで再結成が発表されます。2013年3月1日には、新宿SUNFACEにて再結成後初となるライブ「Chapter3」を開催し、多くのファンが詰めかけました。しかし、再結成は長くは続かず、2014年1月1日、バンドは公式サイトを通じて再び解散を発表。Gallaとしての活動に終止符が打たれました。

メンバーとその後の活動

麻田 響也（ボーカル）：兵庫県神戸市長田区出身。Galla解散後は「麻田キョウヤ」として活動。ミュージカル俳優やラジオDJとして活躍するほか、特撮作品『仮面ライダー剣』のイメージソング「Never too late」や、人気ゲーム『押忍!闘え!応援団』のカバー楽曲、野球ゲーム『実況パワフルプロ野球12』のテーマソング「空色の軌跡」など、ボーカリストとしても幅広い分野で活動しています。
田中 雄二（ギター）：東京都江東区（公式サイトでは三鷹市）出身。バンド解散後は、自身のバンドKOHAKやソロプロジェクト「OUT OF MIND」を立ち上げるなど、フリーランスのギタリストとして音楽活動を継続しています。
篠田 達也（ベース）：東京都清瀬市出身。Galla解散後、ドラムの大橋と共に「MUFF」を結成しましたが、2011年に活動を終了。その後はバンド「猫騙」に加入し、また別のプロジェクト「T4R」にも参加するなど、現在も精力的に活動しており、様々なアーティストのサポートベーシストとしても活躍中です。
大橋 孝明（ドラムス）：愛知県弥富市（公式サイトでは名古屋市）出身。解散後に篠田と結成した「MUFF」で活動しましたが、2005年に音楽業界から引退しました。現在は地元の愛知県に戻り、楽器販売や音楽教室の経営を経て、一般企業で営業職として勤務しています。

もう一度検索