GameRankingsについて
GameRankingsは、1999年に設立された
コンピュータゲームのレビューを集約するウェブサイトです。CBSインタラクティブが運営しており、数多くのゲームに関するレビューを収集していました。具体的には、1万4500以上のゲームに関連した31万5000件以上のレビューをデータベースに蓄積していました。このような規模で情報を集めることで、ユーザーは多岐にわたるゲームの評価を一目で確認することができました。
収集方法とランキング
GameRankingsは、他のゲームレビューサイトや雑誌からのフィードバックを集約し、個々のレビューをリストアップする形式を取っていました。運営者自身がゲームをレビューするのではなく、外部の評価をリンクして掲載していたのが特徴です。基準として、数百件のレビューが得られることもありましたが、サイトが特に参考になると判断したソースからの評価だけを対象に、平均スコアを計算する仕組みになっていました。
特に、米国と欧州の情報源から抽出された評価を基にしたスコアが用いられ、一律のパーセンテージで評価が表記されるシステムが採用されていました。ただし、すべてのレビューサイトが同じスコアリングシステムを用いるわけではなかったため、GameRankingsでは異なる評価制度(例えば、5段階や10段階など)を持つレビューも、簡易な変換プロセスを通じてパーセンテージに換算していました。これにより、ユーザーは異なるソースの評価を比較しやすくなっていました。
ゲームに対して最低でも6件のレビューが集まると、その評価はデータベース内の他のゲームと比較され、ランキングが決まる仕組みです。また、同じプラットフォーム内での他のゲームとの比較も行われていました。
GameRankingsは、2019年12月9日に閉鎖されました。運営は、同様の
レビュー収集サイトである
Metacriticへとリダイレクトすることになりました。この決定は多くのユーザーに影響を与え、ゲーム評価の収集方法が大きく変わるきっかけとなりました。
Metacriticは、GameRankingsが集約していた膨大なレビューデータを統合し、ユーザーが一元的に評価を参照できるプラットフォームとして機能し続けています。
参考文献と外部リンク
GameRankingsは現存しませんが、その設立や運営の概略については、過去のニュース記事やレビューサイトの情報を通して知ることができます。以下にいくつかの参考文献や関連情報へのリンクを示します。
- - GameRankings
- - "High Scores Matter To Game Makers, Too", The Wall Street Journal, September 20, 2007.
- - "Video games: Aiming to please?", StarTribune, June 7, 2008.
- - "Things that suck about video game reviews", That Videogame Blog, April 2, 2008.
- - "Do Review Scores Really Matter?", Dpad Magazine, June 11, 2010.