GameWave

GameWave（ゲームウェーブ）

『GameWave』は、テレビ東京グループが1998年から2002年まで放送していた、テレビゲームに関連するバラエティ番組です。この番組は電通とキメラによる共同制作で、主に伊集院光がメインの司会進行を担当しました。放送当初は、テレビ東京とテレビ大阪で過去のシリーズ『ゲームカタログII』と連携し、視聴者に豊富なゲーム情報を提供することを目指しました。

この番組はゲーム情報誌『ファミ通』との提携により、多くの新作ゲームの紹介や、開発者へのインタビューが行われました。しかし、放送が進むにつれて、伊集院自身の「悪ふざけ」や、出演者同士のお笑い芸人との掛け合いが増え、情報提供の部分は次第に減少していきました。特に番組後半では、アンタッチャブルやブッチャーブラザーズといった人気のコメディアンたちが出演し、ユーモアたっぷりのコントや企画が展開されました。

番組のスタイルと内容

『GameWave』は主にロケを中心とした企画が特徴的で、例えばゲーム会社を訪問して新作ゲームの開発秘話を聞くコーナーや、ダンスゲームを使ったカロリー消費の実験、さらには全国大会への挑戦企画など多岐にわたる内容が展開されました。また、出演者に罠やイタズラを仕掛けるドッキリ企画もあり視聴者を楽しませました。

コーナーの変遷

• - ロケ企画：実際のゲーム会社訪問やクイズ大会、アドベンチャー風の宝探し企画が行われた。
• - スタジオ企画：初期はスタジオ収録がメインでしたが、後にゲストとともにゲームの思い出話を交えた内容に移行しました。
• - ミニコーナー：特に浜村弘一のコーナーでは、ゲームにまつわる最新情報や業界裏話がシェアされ、多くの視聴者に支持されました。

出演者

メインパーソナリティの伊集院光を含むアシスタント陣は、吉田里深や川村ひかるなど多彩でした。川村がドッキリ企画の一環で休むこともあり、その間には松田純が一時的に登場するなど、出演者間のやり取りが話題を呼びました。さらに浜村に加え、数多くの人気芸人が登場し、視聴者を楽しませました。

終焉の背景

『GameWave』のユニークな企画の一環として、定期的に爆破企画が行われましたが、放送規制の厳格化に伴い、最終的にはこのスタイルを維持することが難しくなりました。これは番組終了の一因とも言われています。爆破企画では、出演者の私物が破壊される様子が映し出され、視聴者からは賛否が寄せられたほどでした。

放送と影響

最初はテレビ東京とテレビ大阪で放送されていたものの、1998年秋にはテレビ愛知でもネットされ、視聴者の幅が広がりました。この番組のスタイルは、後の同じようなジャンルの番組にも影響を与えたと言われています。

『GameWave』は、ゲームファンのみならず多くの視聴者に楽しまれたバラエティ番組であり、テレビゲームの楽しさを広める役割を果たしました。

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