Gargoyle

Gargoyle（ガーゴイル）

Gargoyleは、日本のスラッシュメタルバンドで、1987年に大阪で結成されました。ボーカルのKIBAを中心に活動を開始し、数回のメンバーチェンジを経ながらも、80年代後半から90年代にかけて、日本の音楽シーンにおいて重要な存在となりました。彼らは特にライブパフォーマンスでの圧倒的なエネルギーと独特なヴィジュアルで知られています。

来歴

1988年11月には、本格的な活動がスタート。初のオリジナルアルバム『禊 (みそぎ)』を1989年にリリースし、1990年には2ndアルバム『檄 (ふれぶみ)』、1991年には3rdアルバム『璞 (あらたま)』を発表しました。これらのアルバムは「禊〜檄〜璞」の三部作を形成しています。

1993年には、日本コロムビアからメジャーデビューを果たし、以降『天論(てんろん)』などのアルバムをリリースする中で、日本国内外でのライブ活動も活発に行いました。他のバンドでは味わえない超満員のライブはファンの熱狂を呼び、観客を魅了しました。

メンバーとその変遷

Gargoyleのメンバーは多様で、ボーカルのKIBAを除いても、屍忌蛇、KENTARO、TOSHI、KATSUJIなどが在籍し、彼ら各々が他のバンドでも活動していました。1996年以降はインディーズに移行し、コンスタントに音楽活動を続けていく中で、様々なサポートメンバーや新しいメンバーが加わりました。特に、2018年9月にはTOSHI、KENTARO、KATSUJIの脱退が発表されましたが、KIBA率いるUNDER GARGOYLEが新たな活動を展開しました。

音楽スタイルと影響

Gargoyleは、音楽的にはスラッシュメタルに属し、その激しい音楽と力強いメッセージ性が特徴です。彼らの曲は時に社会問題や個人的なテーマに触れ、リスナーに深く響く内容が多いです。歌詞の多くはKIBAが手掛けており、音楽を通じて強いメッセージを送ってきました。

また、彼らはヴィジュアル系バンドの先駆けとも言われ、独自のスタイルを持つことで知られています。音楽と共にその独特のビジュアルがファンの間で大きな支持を集めています。

現在の活動

2021年には再びGargoyle名義での活動を再開し、34周年を祝いました。ファンにとっては待望の復活であり、今後の活動にも注目が集まります。また、バックカタログのリリースや新しいプロジェクトも続々展開しています。

彼らの多様な音楽スタイル、特にライブパフォーマンスは今なお強い支持を受けており、今後も日本の音楽シーンでの活躍が期待されています。Gargoyleは、確固たる地位を築き上げたバンドとして、永続的な影響力を持ち続けています。

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